カパラバティ呼吸では、短く鋭い呼気と、やや長い受動的な吸気を繰り返す。息を吐くときは下腹部(恥骨とへその間)を力強く収縮させて、肺から空気を押し出す。息を吸うときは、その収縮の反動で自然に肺に息が入る。
まず下腹部に意識を向ける。多くの初心者は、この部分だけを収縮することができない。必要であれば、両手を重ねて、下腹部を軽く押してもよい。
下腹部を一気に収縮させて(あるいは両手で押して)、肺から空気を押し出してみよう。すばやく下腹部(または両手)をゆるめると、その反動で自然に肺に空気が入ってくる。はじめはゆっくりとしたペースで練習しよう。吐いて・吸うパターンを1~2秒で1回行う速さで、8~10回くりかえす。
下腹部の収縮と弛緩になれてきたら、吐いて・吸うパターンを1秒で2回行うペースに上げていく。吐く息が頭蓋骨内を浄化、あるいは輝かせると想像しよう。
はじめは25~30回行う。徐々に回数を増やしていき、100回以上できるようにしよう。