【漫画】(後編)悩みを抱える主人公たちの物語|ヨガインストラクターと瞑想
【ヨガの豆知識】「頭をからっぽにすること」ではない? ありのままの自分を観察する「瞑想」の練習
私たちは1日の多くを考え事をしながら過ごしています。目の前の仕事や家事をこなしながら次にやるべきことを考えていたり、過ぎてしまった過去を後悔したり、まだ起きていない未来のことを考えて不安になったり……。思考は今に留まることが難しく、常に動き回る性質を持っているのです。心も同様で、思考と連動するように揺れ動いています。
瞑想は、そんな働き者の思考や心を、少し離れたところから観察していくテクニックです。「今の自分に何が起きているか?」を客観的に観察し、それに対して「良い・悪い」の判断をせずにただそのまま受け流します。思考や感情が動き回るのは当然のことです。それを止めようとするのではなく、今の自分の状態に気がつき受け入れる。客観的に自分を捉える練習を続けていくと、思考や感情に振り回されることが少なくなります。同じ状況にあっても、余裕が生まれるのです。その余裕は生活全体の質を上げてくれますし、自分を知り肯定していく手助けをしてくれます。客観的に自分を捉えるという「脳の筋トレ」と考えるとわかりやすいかもしれません。
瞑想は日々の生活に取り入れやすく、より快適に健やかに生きていくために役立つ素晴らしいテクニックです。難しくとらえずに、実践し効果を体感してみてはいかがでしょうか。
ヨガ監修/井上敦子
『眠りのヨガ』と呼ばれるヨガニードラを、古典的な手法に加え最先端の欧米の手法も深く学びながらクラスを展開している。指導者養成講座・コラム執筆・アプリ監修・海外リトリート主催など幅広く活動中。Instagram:@yoga_atsuko.inoue
AUTHOR
三田ありさ
ゆるもちイラストを描く漫画家エッセイ「生理前うつになる私」(小学館)単行本発売予定。インスタにて8年付き合っている彼氏との日常漫画描いていますー!Instagram:@mitari180703
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