1時間のウォーキングに匹敵!60代でも無理なくできる、頑固な脂肪を燃やす「簡単エアロ」

 1時間のウォーキングに匹敵!60代でも無理なくできる、頑固な脂肪を燃やす「簡単エアロ」
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いつしかお腹や下半身に贅肉がつき、昔の写真と見比べて体型の変化にがっかり……。だけど諦めるのはまだ早い!短時間で1時間のウォーキングに匹敵する「脂肪燃焼エクササイズ」で代謝アップを目指しませんか。60代から無理なく始められるメソッドを、ヨガ・ピラティス講師の村越美加先生がレクチャーします。

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運動量と筋肉量が減ると代謝が低下。こまめな有酸素運動で燃えやすい体に

「加齢や運動不足で筋肉量が減ると、代謝が落ちて脂肪の燃焼効率が悪くなります。また女性ホルモンのエストロゲンには中性脂肪の蓄積を防ぐ働きがあり、閉経によりエストロゲン分泌が止まることでも太りやすくなります。閉経後に余分な脂肪をつけないためにできることは、日常生活の中でこまめに動くという心がけです。

脂肪を燃やすには、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動が効果的です。有酸素運動を行うと最初に糖質が燃焼し、20分ほどで脂肪の燃焼が始まります。しかし20分も運動するのがつらい人は、2分~5分の有酸素運動を一日の中で数回にわけて行って。それでも一定の脂肪燃焼効果が期待できます」(村越美加先生)

全身の筋肉をリズミカルに動かし、効率的に脂肪燃焼

「今回紹介する『簡単エアロ』は、4つの動きで全身をリズミカルに動かす有酸素運動です。膝や股関節をしっかり動かし、腕を大きく伸ばし、前後にステップを踏むことで、その場で足踏みするより筋肉の運動量と参加量が増え、短時間で効率的に脂肪を燃焼できます。やってみるとすぐに体がポカポカと温まってくるはず。好きな音楽を聞きながら、テレビを観ながら気軽に楽しく行ってみましょう」(村越美加先生)

●簡単エアロ

目的と効果:全身を動かす有酸素運動により短時間で脂肪を燃焼。

〈やり方〉

1.前後ステップ
前に4歩進み、4歩目で膝を上げて手を叩く。後ろに4歩下がり、4歩目で膝を上げて手を叩く。この動きを1往復。

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2.ステップタッチ
右脚を右方向に一歩動かし、左脚を右脚側に寄せる。次に左脚を左方向に一歩動かし、右脚を左脚側に寄せる。この動きを手を叩きながら4回繰り返す。

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3.レッグカール(手を前から引く)
両腕をしっかり前に伸ばし、その腕を体に引き寄せながら左右の膝を交互に曲げる。このときかかとを蹴り上げ、かかとでお尻をタッチするイメージで行う。4回繰り返す。

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4.レッグカール(手を横から引く)
両腕をしっかり横に伸ばし、その腕を体に引き寄せながら左右の膝を交互に曲げる。このときかかとを蹴り上げ、かかとでお尻をタッチするイメージで行う。4回繰り返す。1~4の動きを2分間繰り返す。

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〈プロフィール〉

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村越美加先生

ヨガ・フィットネス・FTPピラティスライセンス取得インストラクター、健康運動指導士、介護予防運動指導員。フィットネス運動指導歴36年。大手スポーツクラブの正社員として9年勤務しチーフインストラクターとして、エアロビクス、ヨガ、ピラティス、ボディメイクトレーニングの指導のほか、インストラクター管理、インストラクターの教育&育成業務を担当。現在はフリーランスに転向し、ヨガ、ピラティス、エアロビクス、シニアエクササイズの指導のほか、大手スポーツクラブでピラティスインストラクターの新人教育を担当。

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取材・文/北林あい

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