Sayaの星占い【マインドフルネス占星術】12星座共通/2023年9月〜2月の運勢

 Sayaの星占い【マインドフルネス占星術】12星座共通/2023年9月〜2月の運勢
maegamimami
Saya
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2023-08-31

なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。

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2023年9月〜2月の星まわり

9月になると、感情的な揺らぎは落ち着いてくる

8月31日は、うお座の満月でした。うお座では現実化とルールの星・土星、境界を溶かす星・海王星が「逆行」しているので、モヤモヤがピークになっていたとしても、この満月を過ぎると、ある程度、落ち着いてくると思います。9月4日には愛と美の星・金星もしし座で「順行」。「自分を見てほしい、愛してほしい」「楽しみたい、自分らしくありたい」といった気持ちも、程よいものになっていきそうです。

感情的な揺らぎは落ち着いてくるものの、この日から、今度は、拡大と保護の星・木星がおうし座で「逆行」します。おうし座では8月29日に自立や変革の星・天王星も「逆行」しているので、誰にも頼りたくないという自立心がおかしな方向に働くこともあるかも。ポジティヴな出方としては、「豊かさを求めてチャレンジしよう」という気持ちは強くなりそう。

水星「逆行」で段取りが狂うなかでも、調和的に

やぎ座では変容の星・冥王星もまだ「逆行」していますし、また8月29日から9月16日まで、思考や伝達の星・水星がおとめ座で「逆行」しています。水星「逆行」の期間、太陽もおとめ座にあるので、段取りが狂う感覚も強いかもしれませんし、間違いを発見し、批判してでもそれを正そうというところも。どんなときも落ち着いて、ていねいに設計図を作ってから、プロジェクトを進めていきたいですね。

まだまだ「逆行」天体も多いなか、行動や戦いの星・火星は、てんびん座に入っています。相手の気持ちを考えながら、比較的、穏やかに進めていこうとするでしょう。自分の気持ちを押し付けることのない、調整能力のある人が活躍していきます。

10月中旬からは穏やかな状態を打ち破り、深く入り込んでいく

10月中旬からはモードが変化。11日に冥王星が「順行」しますが、12日に火星が、22日に水星が、24日に太陽がさそり座へ。さそり座は深く、深く入り込んでいく星座ですし、15日にてんびん座で「食」もあることから、穏やかな状態を打ち破ろうという力が働いていきそうです。また29日のおうし座の「食」では「豊かさを求める」機運がさらに強くなりそう。

11月中旬からは旅や移住、留学などを考える人が急増

11月4日に土星が「順行」し、思いどおりになかなか進まない感覚がなくなっていきます。自由を求める気分が強くなるのは11月中旬から。10日に水星が、22日に太陽が、24日に火星がいて座へ。多くの人が旅に出たり、移住したりしたくなりそうです。留学を考える人も多いかも。そのうえで、12月6日には海王星も「順行」。この頃から、気分のアップダウンは落ち着き、モヤモヤが晴れていくでしょう。言い知れない不安感、周囲に影響されることによる気分のざわめきなども穏やかになっていきそう。

12月1日に水星がやぎ座に入ると、移住を考えていたような人も気分が落ち着くかもしれませんが、13日には「逆行」し、23日にいて座に戻り、30日には金星もいて座へ。移住や引っ越し熱が高まるお正月になりそうです。

新年は一時的に落ち込みも。1月21日からは新しい時代へ

12月31日に木星が「順行」し、豊かさを求める機運はようやっと落ち着いてきそうですし、2024年1月2日には水星も「順行」します。移動したい、変わりたいという熱望はクールダウンしそうですが、4日に火星が、14日に水星がやぎ座へ入ると、まだやぎ座には冥王星と太陽があり、「成功・達成」を求めるところも。自分自身にわかりやすい「豊かさ」や「成功」がないと不足感を抱いたり、形だけはあっても、それだけでは満足できないと気づいたり。それによって落ち込んでしまう人も一時的に多くなるかもしれません。ただ20日に太陽が、21日に冥王星がみずがめ座へ入ることから、ひとつの場所や職業に縛られず、さまざまな場所や人と関わり、ネットワークを結んでいる人ほど、活躍できるように。

2月5日に水星が、13日に火星が、17日に金星がみずがめ座に入ると、「自由・平等・博愛」のみずがめ座の冥王星的な価値観を体現している人、モノ、コトに世間の関心が集まっていくでしょう。

古い価値観と新しい価値観がせめぎ合う半年になる

冥王星は2024年9月2日から11月20日まで、もう一度だけ、やぎ座に戻ってきますが、その後はみずがめ座に入り切り、わたしたちが生きている間はもうやぎ座には戻りません。古い価値観と新しい価値観がせめぎ合う、2023年から2024年にかけての半年に必要なのはきっとバランス感覚。新しい時代の波を乗りこなしつつ、大きな嵐にも吹き飛ばされないマインドを大切にしていきたいですね。

マインドフルネス占星術
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占い・文/Saya

Saya
『ヨガジャーナル・オンライン』の毎月の星占いでもおなじみのSayaさんが占星術と出会ってから、読んできた占星術の和書を紹介した極上ブックガイド。著者や訳者を中心に、鏡リュウジさん、松村潔さん、SUGARさんら占星術家や研究家、セラピストに会いに行き、対話を重ねている。占星術の世界を概観したい初学者、学びの道のりを整理したい中級者にも。/『占星術ブックガイド~星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集(説話社)

アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』(1540円/集英社)が好評発売中。

イラスト/maegamimami

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イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。

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アストロロジー・ライター。東京出身、京都在住。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・デジタル」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、星を読み、畑を耕す傍ら、茶道のお稽古と着物遊びにいそしむ日々。新刊、『占星術ブックガイド〜星の道の歩き方、アストロロジャーとの対話集〜』(5500円/説話社)が好評発売中。



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