【肋骨が硬くなる原因とは?】姿勢改善・免疫力アップなどメリットたくさん「胸まわりのストレッチ」

 【肋骨が硬くなる原因とは?】姿勢改善・免疫力アップなどメリットたくさん「胸まわりのストレッチ」
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宮城由香
宮城由香
2022-06-29

PCと向かい合っていたり、勉強していたり背中を丸めた姿勢を長時間行った後に、深呼吸や伸びをしてみたらとメキメキッと胸が軋むような感覚体験したことありませんか? 胸が固まると、様々なデメリットを招くことになってしまいます……そうなる前に柔軟な胸を維持しましょう!

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不良姿勢から肋骨の柔軟性が低下……どんな不調が起きる?

PCに向かう時間が長い、姿勢が悪いまま動かない……、運動不足であまりストレッチ等もしない……、という方も多いのではないでしょうか。不良姿勢が毎日のように続くと脊柱の柔軟性だけじゃなく、胸がうまく開かなくなることにより呼吸も深くできなくなっていきます。不良姿勢から肋骨の柔軟性が低下してしまう。逆に言えば、肋骨の硬さによって不良姿勢や呼吸が浅くなることもあります。

デスクワーク
GettyImages

姿勢改善はスタイルアップの効果はもちろん、免疫力も上げると言われています。姿勢が良いと呼吸がしやすく、呼吸は血液循環を促します。血液の流れが良ければ全身に必要な栄養素を運び、体温が上昇することで免疫力も上がるのです。肋骨を含む胸郭を沢山動かして、姿勢改善や気持ちよく深い呼吸が出来る状態を維持したいですね! 今回は、そんな肋骨・胸郭にアプローチするストレッチを紹介していきます。

胸郭

胸郭とは?

胸椎・肋骨・胸骨で囲われた部分。胸郭の中には心臓や肺、肝臓などの大切な臓器が多く存在します。

胸郭
イラストAC

大切な臓器を囲っているからこそ、胸郭がフニャフニャだと臓器を守れませんよね。でも、ガチガチに固まっていたら身体を反らせたり捻ったりもできなくなりますし、肋骨が全く動かなかったら深い呼吸もできませんよね。

胸郭は動くけど、硬い骨で内蔵を保護しています。しかし肋骨は細いため骨折もしやすい……無理やりや強い圧をかけるのも良くないですよね。強い圧をかけなくても、肋骨を触って大きく息を吸うと肋骨は広がり、吐くと閉じていきませんか?

なぜ息を吸うと肋骨が動くのか?

肋骨は呼吸とともに動く骨です。息を吸うと肋骨は前後左右に広がり、それによって肺も広がり酸素を取り込めます。肋骨の”骨”は硬いのですが実は肋骨と胸骨をつないでいる部分には”肋軟骨”という軟骨があるのです。(下写真のピンクの部分)

胸郭
GettyImages

その肋軟骨の柔軟性・弾力性があるからこそ肋骨が呼吸で動いていきます。

肋骨の動きを感じながらストレッチをしてみよう

肋骨が動くということは、その可動を維持するために大切なことです。ですが、肋軟骨は加齢と共に骨化していきます。不良姿勢などでガチガチに肋骨を固めてしまうと可動が出にくくなってしまうので、呼吸とストレッチで肋骨の可動をできるだけ出して今から対策しておくことが大切です。

身体を触って、動きを確認しながら動画を見ながらストレッチしてみましょう。

 

⚠肋骨などに痛みがある時は無理に行わないように、負傷や炎症がある場合はお休みすることも大切。自分の体調に合わせて回数や時間を調節してくださいね。

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宮城由香

宮城由香

幼少の頃から様々なスポーツを行い、ダンサーとして活動していく中でパフォーマンスを上げる為にヨガやピラティスを始め2007年ヨガインストラクター認定コースを修了しヨガインストラクターとしての活動を開始。 妊娠出産を経て、全米ヨガアライアンスRYT200修了。 YMCメディカルトレーナーズスクールのテキストアーサナモデルを務める。 ヨガ雑誌のアーサナモデルや、オーガニックライフTOKYO・Yogafest横浜・YOGA JAPAN等、様々な大型ヨガイベントに出演。 2019年4月渋谷区恵比寿に 『 studioGOD 』をオープン。 2021年 Manduka アンバサダー就任 アナトミー的なアーサナ指導で丁寧に身体と向き合い 基本を大切にしながらチャレンジしていく、自分の力を育てていくレッスンが人気。



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