【読むハワイ】希少なハワイ産カカオを使ったクラフトチョコレート工場を訪ねて
赤道に近く年間を通じて限られた場所でしか取れないカカオの実。実はハワイでもカカオが生産されているのを知っていますか?西アフリカのカカオ生産地とは違い、ハワイで取れるカカオは生産量に限りがあるため、とても価値が高いとされています。ローカル産のカカオを使いチョコレートを生産しているマノアチョコレートのファクトリーツアーに参加しました。
チョコレートの原料カカオ。赤道から緯度が南北20度以内の地域でしか生育できない上に、年間降水量や年間平均気温なども生育に影響するため、限られた地域でしか生産されない貴重な農産物です。あまり知られていませんが、ハワイでもカカオが生産されています。なんとハワイは北米で唯一カカオが生産されている場所なのだとか。大規模な農場のある西アフリカの国と比較すると、ハワイのカカオ生産量はごくわずか。ハワイ産のカカオはさらに希少価値があります。
マノアチョコレートファクトリーは2010年からハワイ産のカカオを優先的に使ったチョコレートを自社工場で生産しています。工場兼店舗は観光客にも人気のカイルアタウンにあります。社名から「マノアの滝」で有名なマノア地区にあると誤解されやすいのですが、社名はハワイ語で「広大な」という意味を持つManoaから名付けられました。
毎日2回開催されるファクトリーツアー
カイルアにあるファクトリーでは月曜〜土曜までの毎日11時〜と15時〜の2回毎日ツアーが開催されています。最大8人の少人数で所要時間は60〜90分です。チョコレートのことはもちろん、ハワイ州のカカオの生産について、マノアチョコレートのビジネスの歴史、チョコレートの製造過程などについて学びます。(参加費1名15ドル。12歳以上なら参加できます。)
カカオの実は想像以上に大きいことや、チョコレート製造工程にはカカオを発酵させることなど知らないことがたくさんありました!またチョコレートになる前の段階のカカオの実を実際に試食してみる貴重な機会もあります。
AUTHOR
寺岡早織
2003年からヨガを始め、その後ピラティスを始める。2010年BASIピラティスインストラクター資格(マット、マシン)を取得し、ピラティス指導を開始。結婚を機に2013年ハワイに移住し、その後もピラティス指導を続ける。2015年よりハワイでの日本人向けRYT200の解剖学講師を務める。2018年よりヨガ・ピラティスインストラクターに特化したプロフィール写真のカメラマンとしても活動を開始。趣味は絵を描くこと。 Instagram (ピラティスアカウント):@saori_pilates、Instagram(ハワイ写真アカウント):@saori_hi_photography
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