友達が多い方が良いはウソ?心理学的な根拠とは

 友達が多い方が良いはウソ?心理学的な根拠とは
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南 舞
南 舞
2020-05-22
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友人関係において大切なことは?

例えば、SNSでつながっている人は150人以上いたとしても、タイムラインに上がってくる、あるいはリアクションしあう人の数はきっとそれ以下なのではないでしょうか?何百人・何千人とつながっていても実際につながっているのは限られた人数しかいないのかもしれない。そうした状況を目の当たりにしても、友達の数・SNSでのつながりの数が多い方が良いと言えるのでしょうか。心理学用語で【単純接触効果】という言葉がありますが、人間関係においてつながりや信頼を確立するには、より接点を持ち相手からの好感度が高めることが大切だと言われています。つながりがあり過ぎると、定期的にコミュニケーションをとる事が難しく、かえって希薄なコミュニケーションになってしまうでしょう。そう考えると人間関係で大切なことは、自分が心地よくいられること、お互いが安心・信頼を持てるような関係を構築すること。つまり友達は量より質なのかもしれません。つながりを増やそうと思えばいくらでも増やせる今の時代だからこそ、友達付き合いについて今一度考えてみたいものですね。

ライター/南 舞

臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。

Instagram: @maiminami831

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