妊娠しやすい体をキープするために、今できること
いつか妊娠したい人必見。今から気を付けたほうがよいこと、妊娠しやすい体をキープするためにできることを、「月経血コントロールヨガ」を指導するヨガティーチャー仁平美香先生に教わりました。
会陰を引き上げ、子宮を圧迫しない姿勢を意識して
妊娠しにくい体の特徴として、インナーマッスルが弱く重心が前にすべり、内臓や子宮を圧迫していることがあります。インナーマッスルを効かせることで、体の余分な力みがなくなり姿勢が改善。内臓が適切な位置に収まって、下腹部にある子宮の血流も良くなり、機能が回復していきます。インナーマッスルを効かせて、姿勢を整えるには、会陰(肛門の5㎜ほど前)を意識して引き上げる動きが効果的です。会陰を引き上げるヨガのポーズを学んで、しなやかな子宮をキープしましょう。
生活面では、ホルモンバランスが乱れないよう睡眠をしっかりとって規則正しい生活を心がけましょう。また、冷えに要注意。不妊に悩んでいる方はお腹をさわるとひんやり冷たい方が多いです。シャワー派の方も、季節を問わず湯船の習慣を身につけましょう。また、生理不順や生理痛を放っておくのはNGです。原因を探り対策するなど、日ごろから自分の体と向き合ってくださいね。
会陰を引き上げるポーズ01.椅子のポーズ
両足を腰幅に開き、股関節に手を添えて腰を落とします。腿裏がかたくなるポジションが正解。仙骨を立て、みぞおちをくぼませたまま胸の前で合掌。吐く息で会陰を引き上げて、吸ってゆるめます。目線は前方遠くへ。股関節に手を添えながら、腰を落としましょう
みぞおちを軽くくぼませ、お尻は突き出さないようにします。
膝が前に出ないように注意。体重は外くるぶし側にのせましょう。
会陰を引き上げるポーズ02.プリエのポーズ
股関節を使いやすくし姿勢を整えるのが目的。
腰に手を置き、つま先を出来るだけ外向きにしてかかとが重なるように立ちます。軽く腰を落とし、会陰から背骨の前から百会(頭頂の少し後ろ)を通るラインを意識。吐く息で会陰を引き上げ、吸ってゆるめます。反対の足も同様に。
膝の力を抜き、股関節に意識を向けながら真下に腰をおろします。
仁平美香先生プロフィール
ヨガインストラクター、「女性のためのヨガ協会」代表。重度のPMSや生理痛を克服した自らの経験をもとに「月経血コントロールヨガ(子宮美人ヨガ)」「体軸ヨガ」などを指導。セラピストとして整体も行う。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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