2月のビューティ通信|冬から春へ。肌と髪に、季節先取りのケアを


SNSには化粧品が溢れているけれど、どれを選べば良いのかわからない。できれば欲しいもの全てを買いたいけれど、コストが…とのお悩みにうってつけの”マストハブ”をピックアップ。自分にぴったりのアイテムを発見したら、毎日のケアに取り入れてみて。
古くは80年代のスーパーモデル、イマンの「IMAN」に始まり、ミランダ・カーの「Kora Organics」やリアーナの「フェンティ ビューティ」、レディー・ガガの「Haus Labs」など、2010年代中盤以降世界のビューティ市場で急増したセレブビューティブランドの数々。そのどれもが成功しているかのように見えるが、ここにきてその明暗がはっきり分かれていると昨年末にイギリス「ガーディアン」紙が報じた。

実際のところ、「COSMETIC BUSINESS」誌 によると、ロージー・ハンティンドン=ホワイトリーはすでに2018年に立ち上げた自身のブランド「Rose Inc」から2024年5月に退社。また2023年1月にはニキータ・ドラゴンの「Dragun Beauty」など、人気インフルエンサーのブランドを次々プロデュースしてきたメイクアップブランド「Morphe」がアメリカ全店舗閉鎖を発表し、その1週間後には親会社「Forma Brands」が”チャプターイレブン”(連邦破産法第11条)を申請し、事実上倒産したことを「ALLURE」誌が報じた。そして同年、同社と深く関わっていたアリアナ・グランデは、自身のブランド「r.e.m. beauty」の資産を同社から買収したものの、程なくしてイギリスから撤退するなど、表向きとその実はかなり違うようだ。
しかし一方で、ビューティ市場で揺るぎないポジションを確立しているセレブブランドもある。的確なイメージ戦略と独自の美容哲学に裏付けられたリアーナの「フェンティ ビューティ」や、障害を持つ人を考慮したパッケージデザインなどセレブの名前に頼らない戦略が功を奏したセレーナ・ゴメスの「Rare Beauty」。さらにレディー・ガガの「Haus Labs」は使いやすさと品質の高さで固定ファンを獲得し、ヘイリー・ビーバーの「Rhode」は、スマホケースとリップティントを合体させた画期的な商品力と50代のクラウディア・シファーをモデルに抜擢するなどの独自の姿勢が高い評価を得ているようだ。
そこで今回は、トレンドに左右されないスーパーベーシックアイテムとしてずっとお付き合いしていきたい実力派アイテムたちをピックアップ。毎日のルーティンに取り入れて、揺るぎない美を手に入れて。
Skincare/きめ細やかでなめらかなベース作りの必須アイテム
クラランス/ナチュラルなツヤを仕込みつつ、高レベルで紫外線をカット
UVA-UVB対応のパワフルなUVケアアイテムとしてロングセラーを誇るクラランスのデイスクリーンは、UVカット対策の必須アイテム。”トランスルーセント”と謳っているだけあって、白浮きは一切せず、肌をヴェールのように包み込んで大気中のチリやほこり、そして乾燥などの外的刺激からしっかりガードしてくれるのが魅力だ。伸びの良いさらっとしたテクスチャー、そしてクラランスならではの芳しいアロマの香りはもちろん、塗布した後の肌は健康的なツヤが生まれるのが嬉しい。

エトヴォス/荒れがちな大人の肌のためのオイルフリーベースの毛穴・ざらつき・乾燥対策美容液
毛穴もざらつきも乾燥もケアしてくれて、なおかつ軽やかなテクスチャーのアイテムが欲しい…そんな要望に応えてくれるのがエトヴォスのこのアイテムだ。オイルフリー処方で皮脂のテカリやベタつきのない快適な肌環境を演出しつつ、カサつきなどの肌荒れ防止にもきっちり対応。さらに、”アゼライン酸誘導体”を中心とした敏感肌仕様の成分構成が、乾燥肌の吹き出物等々バランスの崩れがちな大人の肌トラブルにも応えてくれるのがポイントだ。透明のジェルだから、肌にさらっと馴染んでみずみずしくナチュラルなツヤを演出してくれる点もポイント。完璧なベース作りに欠かせない切り札だ。

Cleansing/メイク映えするベースのための必須クレンジング
シスレー/マイルドかつパワフルなスクラブ入り洗顔料が 2025年3月1日新登場!
シスレーで人気のブライトニングケアライン “フィトブラン” のスクラブ洗顔料が、さらに進化して登場した。シリーズ共通で配合されているナイアシンアミドなどの有用成分などを新たに追加し、汚れや不要な角質などをやさしく取り除きながら、パワフルになめらかできめ細やかな肌へと導いてくれるのがポイント。いつものルーティンにプラスするだけで、化粧水やクリームなどの次のスキンケアステップの効果が上がるのはもちろん、メイク映えするつるんとしたクリアな肌に。この1本で、自分史上最高の美を手に入れたい。

アディクション/角質をオフして、いつもうるうるぷるんとしたリップに
リップのかさつきやくすみが気になって、いつものリップクリームではケアしきれない、というならアディクションのリップ専用スクラブがアディクションを試してみて。オリーブ果実やホホバ種子を含む8種類のオーガニック植物由来成分と、ムルムルバター等のパワフルな保湿成分を配合し、美容液レベルの高いトリートメント効果を実現。同時にシュガースクラブで優しくリップの角質をオフしながら、みずみずしさをもたらしてくれるから、リップスティックの発色と持ちが格段にアップする点にも注目を。使いやすいスティックタイプだから、手を汚すことなくいつでもどこでも使用できるのも嬉しい。アルコール、鉱物油、マイクロプラスチックビーズフリーという優しいアイテムを、今日から早速ポーチにインして!

オブ・コスメティックス/敏感肌やエイジングが気になる肌のためのミルク&クレイのダブルクレンジングを
使い続けるとベースメイクの完成度がアップすると評判なのが、オブ・コスメティックスのこのペアだ。水分と油分のベストバランスで構成されたマイルドなミルクが肌にスルスルと伸びて、メイクや毛穴の詰まりをしっかりオフしつつ、クラリセージやサイプレス、ラベンダーを含む美肌効果の高い”6種の精油”が五感からアプローチ。続けて天然クレイ”ベントナイト”の細かい粒子が、毛穴の奥の汚れをしっかりキャッチして吸着する”泡だてない洗顔”で、よりクリアでみずみずしい肌へ。相乗効果で完璧なベースをもたらしてくれるこの2品で、クレンジングをさらにレベルアップして。

Hair Care/サラサラつややかな髪を作るためのスカルプケアの必須アイテム
バイオラブ/美しく健康な髪を育むためのコンディションを整えてくれる美容液
最近髪の質感が変わってきた、なんとなく抜け毛が多くなった気がする…等々のヘアケアの悩み対策にプラスしたいのが、バイオラブのスカルプ専用エイジングケアのロングセラー「セラム キュイール シュヴリュー」だ。エジプトの砂漠の塩湖に生息する微生物が産生する美容成分”エクトイン”やスギナ、ローズマリー、イラクサなどの植物エキスが、頭皮の血行を促進しながら外的刺激によるダメージから頭皮環境をしっかりケア。さらに、保湿・抗菌作用に優れるモウソウチクたけのこ皮エキスやオタネニンジン、ローマカミツレ、セージが、頭皮に潤いをもたらしつつ美髪の育成に必要な環境を整えてくれるのがポイントだ。いつまでもフレッシュな印象をキープするための要だから、スカルプケアには力を入れて。

ヴェレダ/シュッとひと吹きで、気分のリフレッシュと髪の”ムレ”対策にも
冬はキャップ、夏は紫外線対策のためと1年中帽子を被る機会はいっぱい。だけど、ムレたり頭皮がベタつくからどうしても被りたくない、というならヴェレダのドライシャンプーで気分をリフレッシュするのがおすすめだ。元々シャンプーができないときのために開発されたドライシャンプーは、持ち歩いてシュッとスプレーするだけで髪をサラサラ・頭皮をリフレッシュできる便利なアイテムとしても応用できる優れもの。ヴェレダならではの天然由来成分100%のオーガニックドライシャンプーは、清涼感たっぷりのメントールとローズマリーを配合し、天然精油の香りで気分までリフレッシュしてくれるから、いつでもどこでも活躍してくれるはず。

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