推古天皇の時代から栽培されてきた和ハーブ“大和当帰”が健やかな美をもたらす「SELALY」の魅力

SELALY

推古天皇の時代から栽培されてきた和ハーブ“大和当帰”が健やかな美をもたらす「SELALY」の魅力

横山正美
横山正美
2022-05-31

美しくなることは、地球に優しいこと——これからの時代に必要なのはそんなポリシーだ。日々目まぐるしく変化する環境や世界情勢の中で、ビューティーに対するこれまでの価値観が大きく揺さぶられている現在。独自の美を創造することにいち早く乗り出した先駆者たちに聞く、ビューティービジネスと環境への取り組みとは。

「Laura Mercier」のローラ・メルシエ、「rms beauty」のローズ・マリー スウィフト、そして日本未上陸の「Pat MacGrath Labs」のパット・マクグラスなど、自らのキャリアを武器にブランドを率いてビューティ・ビジネスに参入する世界のメイクアップ・アーティストたち。ここ日本でも「SHU UEMURA」、RUMIKO氏の「RMK」、田中宥久子氏の「SUQQU」を始め人気のアーティスト・ブランドが存在する中、今年満を持して登場したのが松井里加氏の「SELALY」だ。「クレンジングは、全ての美の根幹をなすもの」と語る彼女が最初にリリースしたクレンジング三部作は、効果・テクスチャーともに群を抜く秀逸さで、今大きな話題に。そこで今回は、ブランド立ち上げの経緯やメイクアップ・アーティストとしての信条、そして美の哲学を松井氏に伺った。

それは神秘のハーブ『大和当帰』との運命的な出会いから始まった

——これまでメイクアップ・アーティストとして25年余りのキャリアをお持ちであり、国内外で活躍されてきたご自身が「SELALY」を立ち上げたきっかけと経緯、そしてブランドを通じて伝えたいことを教えてください。

私はこれまでメイクアップ・アーティストとして国内外の仕事や、プライベートのビューティーボランティア、そしてワークショップなどを通じ多くの人と肌に触れ合い、向き合ってきました。そこで実感したのが、全ての人の中にはキラリと光る美しさがあり、それを引き出して輝かせるのがメイクだということでした。そして“綺麗にしてあげたい”という想いこそ、これまでメイクアップ・アーティストとして筆を動かしてきた私の仕事へのモチベーションであり、ブランド創設へと突き動かした原動力でもあります。

松井里加
メイクアップ・アーティストであり、ブランドCEOの松井里加氏。

「SELALY」とは、月の女神セレーネーからインスパイアされたブランド名です。柔らかな月の光のように、一人ひとりの個性美を優しく照らし輝かせ、誰の内側にも潜む魅力を引き出すブランドでありたい、という想いが込められています。

クレンジング2種と洗顔1種からのスタートということで、“メイクアップ・アーティストなのに、なぜスキンケア?それもわずか3種類からなんて!”と関係者に驚かれました(笑)。ですが、メイクで輝くためには、まず素肌そのものが良い状態であることが何よりも大切です。たとえメイクで色を重ねても、それなくして本来内面に潜む個性美を輝かせることはできない、というのが私の持論です。ブランドスタートに当たり、クレンジングから開発を始めた理由はこのためです。

デビュー3製品は、使えば使うほど肌と心にポジティブな変化をもたらすよう、趣向を凝らして作っています。私は1人のメイクアップ・アーティストとして、また1人の人間として、このブランドを通じて皆さんが自分自身をもっと好きになり、内面からの自信で輝き出すよう願ってやみません。

——化粧品と環境という視点から、ブランド独自でどのような取り組みをされていますか?

製品開発にあたり、私の出身地であり漢方で有名な奈良県・宇陀市の豊かな自然に囲まれた山口農園とパートナーシップを結びました。この農園は“安心な農産物の生産”を信条に、化学肥料、農薬、遺伝子組み換え等を一切実施しない有機栽培を行っています。「SELALY」の製品化にあたり、ここで栽培された大和当帰を含む4つのメインハーブの有効成分の抽出まで行い、全ての原料を厳選して使用するほか100%天然のエッセンシャルオイルのブレンドで構成された香りにもこだわっています。

山口農園はまた、時代に合わせた有機農業のあり方も徹底して追求しています。私は、その決して妥協を許さないものづくりの姿勢に非常に感銘を受けました。この農園の山口武会長と、そこで栽培されている安全で効果の高いハーブ無くして、「SELALY」の誕生はあり得ませんでした。

大和当帰
古より滋養豊かなハーブとして珍重されてきた大和当帰。

もう一つの取り組みとして、パラベン・シリコン・合成香料・合成着色料・硫酸系界面活性剤の不使用の“5つのフリー”も掲げています。パッケージも、サトウキビのしぼり汁から砂糖を精製した後に残る廃糖蜜(はいとうみつ)を発酵させたバイオマスプラスチックを採用しているため、CO2排出量も石油由来の樹脂に比べ抑えられています。これを皮切りに、今後も環境へのコミットメントも徹底して取り組んでいきたいと考えています。

奈良県
松井氏のブランドの心臓部“山口農園”の全景
奈良県
山口農園
山口農園
“山口農園”会長の山口武氏。ウェルネスフーズUDAを主催する山口氏が丹精込めて育む有機栽培ハーブが、「SELALY」の命だ。

仕事柄、社会活動や環境問題に取り組む数多の素晴らしいブランドと出会い、その製品や哲学に触れ合ってきた影響で、製品は開発から一貫して地球環境に配慮することを念頭に置いていました。私は、肌と地球に安全で優しい原料を採用することで「SELALY」の存在自体が社会貢献そのものでありたい、と考えています。

——化粧品開発の上で、どのような困難がありましたか?またそれをどう克服しましたか?

開発での困難は沢山ありました。本当に皆さんに納得していただける製品ができるのかという不安、そしてイメージした製品のテクスチャーや設計と実際の試作品とのギャップ、さらには厳選した原料と望む感触がマッチしなかったり、安定性のテストで何度も落ちたり…辛い日々もありました(笑)。ですが、心から“これだ!”と思う製品ができるまで妥協するつもりは毛頭ありませんでした。それだけに、試行錯誤を重ねてくださった開発研究室の皆さんの努力や、テストのたびにアドバイスしてくれた私のメイクチーム等、多くの人々の協力のもと、ようやくこの製品が完成した時は感慨ひとしおでした。このデビュー3部作は私が皆さんに自信を持って贈る製品です。ぜひお試しください(笑)。

——化粧品ブランドとしては御社が初、または他では絶対に見られないであろう環境への取り組みはありますか?

まず、ブランド誕生のきっかけは、奈良県で17世紀から栽培されていたといわれる伝承の生薬であり、神秘のハーブとされる『大和当帰』との運命的な出会いでした。最良質と言われる奈良県産の大和当帰は、推古天皇の時代から栽培されてきた“婦人病の万能薬”と呼ばれるハーブで、血行促進や女性ホルモンの働きをサポートする高濃度のビタミンKやミネラル等の滋養豊かな原料です。漢方では根の部分を使用した“当帰芍薬散”などで有名ですが、葉の部分は2012年から非医薬扱いになり、食用や化粧品への使用が認められました。この大和当帰葉の抽出から行い、化粧品に使用したのは「SELALY」が初です。

山口農園
松井氏の出身地・奈良県宇陀市の薬草協議会。大和当帰の復興の核である「大和かぎろひ」主催・西田奈々氏(一番左)と山口農園・山口武会長(左から3番目)を中心に、現在町ぐるみで大和当帰復興に取り組んでいる。

一方でこのハーブは、栽培から製品化まで時間や手間など多大な労力を要するため、生産が減少傾向にありました。ですが現在宇陀市では、市を挙げて薬草協議会を立ち上げるなど大和当帰復興活動が起きており、「SELALY」が多少なりともこの地域活性化に貢献できたのではないかと考えています。これからも、ビューティブランドの枠を超え、地域に根ざしながら地球と肌を輝かせる製品を作っていきたいと思っています。

ヨガ&スポーツにオススメ!SELALYのラインナップ

セラリー
SELALYルミヌクリームクレンジング 130g ¥4,510(税込)/SELALY 問い合わせ先:株式会社SERENGATE 050-5891-6186
セラリー
SELALYルミヌジェルオイルクレンジング 130g ¥4,510(税込) /SELALY 問い合わせ先:株式会社SERENGATE 050-5891-6186
セラリー
SELALYルミヌウォッシングフォーム 150ml ¥3,960(税込)/SELALY 問い合わせ先:株式会社SERENGATE 050-5891-6186

「オールジェンダー全ての人にとって、美しさの基本となるのが洗顔です。このウォッシングフォームには、福岡県糸島産海塩“またいちの塩”が配合されています。弾力感のあるきめ細かい泡でパックすると、汚れとともに肌の内側からみずみずしい潤いを引き出すよう設計されています。また、同時配合のアミノ酸洗浄成分が肌に負担をかけることなく洗い上げ、透明感とツヤをもたらします」と松井氏。フォーム状の洗顔を適量を手に取り、全顔にのせたら松井氏発案「瞑想洗顔」で、そのまま1分間パックを。優しい使い心地と精油ブレンドの香りが心身を癒し、期待以上の素肌美をもたらしてくれる。メイクをしている場合は、クリームクレンジング+ウォッシングフォームのW洗顔、もしくはジェルオイルクレンジングで丁寧に汚れを落として。

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横山正美

横山正美

ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」やデジタルメディア「VOGUE CHANGE」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。

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