なぜ日本人の自己肯定感は低いのか|今日からできる自己肯定感を高める方法

 なぜ日本人の自己肯定感は低いのか|今日からできる自己肯定感を高める方法
Adobe Stock
石上友梨
石上友梨
2020-05-27
広告

ありのままの自分に目を向けること

まずは、ありのままの自分に目を向け、自分を認めるところから始めましょう。自分は、どのような気持ちを感じているのか、どのような思いを抱えているのか。ありのままの自分を認めて、受け入れることです。ネガティブなものほど、否定したくなります。しかし、人間は誰しもネガティブな気持ちを感じ、ネガティブな思いを持つことがあります。人間には長所も短所もあります。悪い面だけを見るのでも、良い面だけを見るのでもありません。ストレスを感じている時ほど、自分の悪い面しか目に入らないこともあります。そんな時は意識的に、バランスよく、どちらも目を向け、良い悪いとか判断せず、それが今の自分だと受け入れることです。

自分がやりたいことを書き出してみる

小さいものでも、大きいものでもいいです。自分のやりたいことを書き出してみましょう。やりたいことがない方は興味があること、楽しめること、実現したいこと、望んでいることなどを書いてみましょう。ここでは選び抜いたものを書くのではなく、思いついたものをどんどんと書いていきましょう。「自分はやりたいことがない」と感じている方も、書き出していくうちに、自分の願いや思いに少しずつ気づいていきます。やりたいことを書き出して、目で見える形にすることで、実現したいな、やってみたいなという気持ちが強くなり、やる気につながります。書くだけでなく、やってみたくなったら実行に移してみてください。

褒め日記を書く

1日の終わりにその日を振り返って、自分を褒める日記を書きます。これは立派なことを成し遂げたものではなく、「掃除機をかけた」「めざましの5分前に起きた」「苦手な人に挨拶した」と言った日常のことを書きます。日記帳やアプリなど、続けやすい方法を選びましょう。

先ほど書き出した「自分のやりたいこと」を実行してみて、それを褒め日記に書くのも良いでしょう。「自分がいま食べたいものを考えて、カレーを食べた」とかでも良いです。自分に必要なものは何かな、自分は何がしたいのかなと自分自身に問いかけ、小さな願いを叶えましょう。

自己肯定感はすぐに高まるものではありません。日々の積み重ねで少しずつ高くなっていくものです。自己肯定感が低いと感じる方は継続してみてください。 

ライター/石上友梨
臨床心理士/公認心理師 大学・大学院と心理学を学び、警視庁に入庁。職員のメンタルヘルス管理や、心理カウンセリング、スポーツ選手へのメンタルトレーニングなどを経験。ヨガや瞑想を本場で学ぶためインド・ネパールへ。全米ヨガアライアンス200取得。現在は認知行動療法をベースとした心理カウンセリング、セミナー講師、ライター、ヨガインストラクターなど、活動の幅を広げている。また、発達障害を支援する活動にも力を入れている。https://cbt-yoga.com

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告
  • 2
  • /
  • 2



RELATED関連記事