POSE & BODY
過度に鍛えすぎると危険?理学療法士が語る「女性のシックスパック」がもたらすもの
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女性と腹直筋
腹直筋の割れた女性は身近にはあまり見かけないかもしれないですが、男性より女性の方が腹直筋が鍛えにくいという訳ではありません。マラソン選手や陸上選手で、男性並みに腹筋が割れている女性アスリートもたくさんいますよね。時々上級者向けのヨガクラスでも見かけることがあります。
ただ、女性は全体的に男性より筋量自体が少ないので、鍛えても腹直筋の厚さ自体が男性ほどありません。また、お腹周りに付いている皮下脂肪の量も男性より多いため、腹直筋が浮き出てくるまで脂肪を減らすのがやはり難しいのです。男性のように女性も鍛えることは可能ですが、目に見える結果は男性ほどは現れにくいです。体脂肪が10%を切るくらいでないと、腹直筋はなかなか表面に出てきません。女性の場合それは生理学的に危険な状態でもあるので、私はお勧めしません。
激しいトレーニングを継続して行う女性アスリートは、「エネルギー不足」「運動性無月経」「骨粗しょう症」という3つの健康問題を有することが多く、これらは「女性アスリートの三主徴」(Female Athlete Triad ( FAT) )と呼ばれています。アメリカスポーツ医学会で発表されました。
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