痩せやすい時期は?ホルモンから見るダイエットのコツ|産婦人科医に聞くホルモン知識

 痩せやすい時期は?ホルモンから見るダイエットのコツ|産婦人科医に聞くホルモン知識
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世界一簡単な「何もしない」ダイエット法とは

ダイエットには運動が一番と思いがちですが、女性ホルモンを味方につければ「脳を使って」痩せられる可能性が。体を動かすのが億劫な月経期間中は、脳内ダイエットを試してみて。

「人が一日に使うエネルギーのうち20%は、脳が消費していると言われています。ワシントン大学のマーカス・E・レイクス教授が行った脳科学の研究によると、意識的に脳を使っているときより、何も考えず脳がアイドリング状態のときの方が15倍もエネルギーを消費するそう。アイドリング状態の脳は、複数の領域がネットワークでつながって協調して働き、この状態をデフォルト・モード・ネットワークと呼びます。

女性の体は黄体ホルモンの影響で、妊娠に向けて体の中に様々なものが溜まっていきます。月経期間中は、これが一気に放出される浄化の時期。体はだるく、眠く、皮膚は乾燥して冷えやすいです。

この時期こそ、デフォルトネットワークを活かした、動かず痩せる脳内ダイエットがおすすめ。体を温めてオイルで潤わせ、温かいお風呂でボーっとしてみて(鶴巻先生)

教えてくれたのは…鶴巻由紀子先生

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鶴巻由紀子先生

1996年、杏林大学医学部卒業。産婦人科専門医。杏林大学医学部附属病院MFICUの立ち上げに関わり、約10年間同大学医局で勤務。その後も順和会山王病院、木場公園クリニックなどに勤務し、新百合ヶ丘総合病院では医長を務める。生殖医療から妊娠、出産、婦人科、がん治療など女性のすべての診療に関わる中で、薬での局所治療だけでなく体の本質から関わることの必要性を感じて、アーユルヴェーダと出会い、インド大統領顧問、WHO世界保健機関顧問Dr.Bheema Bhattからアーユルヴェーダを伝授。また、表参道 中井診療所 中井暲典院長から初めての弟子として、子宮から直接アプローチして自分の治癒力を取り戻す「子宮リンパ療法」を継承。現在、東京銀座・対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座内でアーユルヴェーダと産婦人科の知識を融合させた子宮・膣ケア専門「Yoni Pichu(ヨニ ピチュ)外来」をスタート。不眠、イライラ、女性性の低下、性交痛、不妊、くすみ、くま、不定愁訴に対して生まれもったドーシャを診断し、個々に合わせてオーダーメイドで調合するオイルを用いた治療をはじめ、自分の治癒力を取り戻す「子宮リンパ療法」など、多角的なアドバイスで美しい心と体作りをサポートしている。極上天然カシミヤ製品「マイカシミヤ社」のアドバイザーとして商品開発・企画に携わる。

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text by Ai Kitabayashi



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