【座談】キャリアチェンジで出会えた天職、変化を恐れず「好き」を仕事に
ヨガスクールFIRSTSHIPのトレーナーとして活躍する山下真由実先生と二本木唯先生、そして特別講師の浅野佑介先生。生徒を惹きつける人気インストラクターたちのリアルライフとは。指導者になった経緯や正社員として働くヨガインストラクターとフリーランスの違い、日常生活に至るまで、レッスンでは聞けない3人の素顔に迫ります。
変化を恐れず「好き」を仕事にしよう!という決意が道をつくる
山下真由実先生(以下、M):3人の共通点は「異業種からの転職」ですが、私の場合、最初から指導者を目指したわけではありませんでした。前職の広告代理店は、忙しさと人間関係に疲れて退職。その後イギリスに渡り、在住中にヨガマットを持って遊びに来た友人を見て、「旅先でもやりたくなるヨガって何?」と思ったのがヨガに興味を持つきっかけです。DVDを参考に見よう見まねで練習していたら手首を痛め、体にいいはずのヨガでケガをしたことに疑問を感じ、きちんとヨガを学ぼうと指導者養成スクールでRYT200を取得。指導者になってからは最初こそ極度の緊張で「二度とやりたくない!」と思ったけど、生徒の喜ぶ顔を見るのが嬉しくて気付いたらヨガを教えることにやりがいを感じ、ヨガインストラクターとして生計を立てるようになりました。
二本木唯先生(以下、Y):私は空港のグランドスタッフを経てヨガインストラクターになりました。不規則な生活で心身をすり減らし、このままでは私が私でなくなる。本当に好きなことを仕事にしたいと考えた時、ふと浮かんだのが学生時代に好きで通っていたホットヨガでした。ヨガを再開したら体と心が軽くなり、好きを仕事にして健康になれるヨガインストラクターに魅力を感じ、仕事の傍らFIRSTSHIPに通いRYT200を取得したんです。当時の体はガチガチ。柔軟性に苦労した分、同じ悩みを持つ生徒に寄りそう指導ができるようになり、あの時のコンプレックスこそが指導者としての強みになっています。
浅野佑介先生(以下、A):スポーツ用品店の販売員、車の営業マン、整形外科とデイサービスのヨガ指導者、フィットネスジムのトレーナー……。とにかくいろいろ経験しました(笑)。車に興味がないのに車の営業マンになってしまい売上は県内最下位、一方、運動は好きでスポーツ用品店時代は社内の接客コンテストで1位に。好きこそものの上手なれ、ですね。ヨガはサーフィンで痛めた腰のケアのために始めました。真由実先生と同様、自分のためにヨガの知識を深めたくて指導者養成スクールに通い、卒業後すぐに代行クラスの機会に恵まれ流れに乗ってインストラクターデビュー。指導者になりたいからヨガをするのではなく、ヨガが好きだから指導者になった。私の経験上、ヨガインストラクターの必須条件は、「大好きなヨガを伝えたい」という強い気持ちだと思います。
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