ラージャヨガとは
raja yoga

心の統制と自己の解放へのステップを、聖者パタンジャリが体系化した古典的なヨガ。ラージャとはサンスリット語で王を意味し、心は自分自身を統制する王のような存在であることからこの名前がつけられた。ラージャヨガという名前の歴史は意外にも浅く、16世紀頃にハタヨガプラディーピカーという聖典の中で述べられた名称である。

ラージャヨガのステップは聖者パタンジャリによってヨガ・スートラという聖典にまとめられた。 不安や不満を作り出すものは心であり、安心や満足を作り出すものもまた心であることから、自分自身の王である心の統制は重要であり、心の統制がとれていないことであるがままをあるがままに見れなくなってしまい、問題がないところに問題を生み出してしまうとされる。 ヨガ・スートラの中では瞑想により、こうした心の作用を止滅し統制するためにアシュタンガヨガと言われる修行体系、八つの支則 1、ヤマ(禁戒) 2、ニヤマ(勧戒) 3、アーサナ(坐法) 4、プラーナーヤーマ(調気法) 5、プラテャーハーラ(感覚器官の統制) 6、ダーラナ(集中) 7、デャーナ(瞑想) 8、サマーディ(三昧) が定められている。

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