ヨガとサステナビリティ|サステナブルな暮らしを実現したい人が覚えておきたいヨガの教え
3. 足るを知る(サントーシャ)
テクノロジーの進化は私たちの暮らしを快適で便利なものにしてくれました。また、大量生産大量消費の現代社会では、安価な値段で手軽に何でも手に入れることができます。しかし、その中で犠牲のなっているのは地球や動物、また人間です。
「もっと欲しい」、「もっと便利に」、「もっと…もっと…」。物をもっと手に入れること、またもっと便利な暮らしをすることが幸せなのでしょうか。筆者はサントーシャの教えを学び、幸せは物では作れないということに気づきました。
今あるもの、今ここにいること、今呼吸ができていることだけで、充分幸せです。
4. バランスの取れた食事
ヨガの世界では、バランス(中庸)を取ることは大切な考え方。「食べない」また「食べすぎない」という食事においても調和することを重んじます。食べ物は、質素で栄養があり、水分を含み、落ち着かせてくれるもの。COVID-19の影響もあり、日本そして世界で食糧難に危機感を抱いている方も増えている最近、「買いすぎない」、食料ロスを減らすことを実践しましょう。
5. 自分に正直でいる
「善い行い」とは、とてもシンプルなようで、難しい実践です。人によって価値観や考え方は異なり、一概に「これは善い」、「これは悪い」とは言えません。つまり自分が善いと思っていることでも他人や地球、動物から見るとそれが善い行いをしているとは限りません。
ではどうすれば良いのか。筆者は、まずは自分に正直にいること、そして他人へ嘘をつかないように心がけています。自分が善いと思ったこと信じて進むことで、道は開けると信じています。
6. 受け入れる
ありのままの自分を受け入れる、他人を受け入れる。価値観や文化、宗教、考え方、世の中は一人として同じ人はいません。自分だけでなく、他人を受け入れることで、争いもなくなり、平和になると信じています。
ヨガの教えを胸に
本来はとてもシンプルなはずだったのに、サステナビリティーの実現はとても難しい世の中でもあります。それでも、一人一人の心がけで一歩一歩近づいていくのではないでしょうか。ヨガ哲学には、そんな暮らしや世界に繋がるたくさんのヒントがあります。是非、ヨガの教えを胸に行動できる人が増えることを願っています。
ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。 House of Emma: https://house-of-emma.com/
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