ヨガティーチャーとしてお金を稼ぐための3つの教訓

 ヨガティーチャーとしてお金を稼ぐための3つの教訓
YJ US

ヨガと金銭的な豊かさは必ずしも同時に手に入るとは限りません。ある一人のヨガティーチャーが、負担となる経済的なバリアを打ち砕き、富を生み出すための教訓をシェアしてくれました。

広告

コロラド州のロッキー山脈そばのリトリートセンターに滞在中、温かい湯船に雪が舞い降りてくる様子を見ながら、私はこう思いました。「どうやってこんな贅沢を手にしたんだっけ?」4日間の休暇を取り、山間にある温泉地でヨガメンターから学びながら、ゆったり過ごす時間というのは、自分がヨガティーチャーとして独り立ちした当時とは比べものにならないものでした。ヨガを指導し始めた頃、稼ぎが少ないことはしょっちゅうでした。食材を買うのも一苦労で、ガソリンスタンドに行った際には支払いが財布に入っている20ドルを超えないように祈り、健康保険(GULP)に加入する経済的な余裕がないことの不安にも次第に不思議と慣れてしまいました。

私はヨガの指導が好きでしたし、情熱を傾けていましたが、ヨガインストラクターとしての情熱と預貯金額とは全く合致しませんでした。企業を批判し、資本主義に後ろ指を指し、自分の魂を込めた仕事が過小評価されているという不公平感に悔しい思いをしました。しかしながら、ヨガスタジオを開いたばかりにも関わらず、現実問題としてヨガティーチャーとしての自分の価値は赤字状態でした。

「貧しいヨガティーチャー」になった過去の道のりをたどっていくうちに、子供の頃に脳裏に刻まれたた古いことわざを思い出しました。「お金は木にはならない」、「お金のためには一生懸命働かなければいけない」、そして最も印象に残っているのは「善人はお金を必要としない」という言葉でした。そして、これらの心の種は自分の潜在意識の中でゆっくりと確実に育っていき、現実となりました。そしてヨガのキャリアの成長とともに、お金とは闘争を意味するという信念もまた育まれていきました。

当時の私は無料のヨガ教室で指導を行っていました。教室を掛け持って街中を駆けずり回っていました。そして全力で指導を行うことで時間とエネルギーを消耗してしまい、自分自身のプラクティスはろくに続けることができませんでした。

そしてどん底まで落ちたのです。ギリギリの生活にも嫌気がさし、何かを変えなければいけないと気づいたのです。裕福になりたいのであれば決断をしなければいけないと自覚しました。お金に関する自分の考え方を切り替え、お金との付き合い方を改善し、自分の人生に有り難く富を受け入れようと心に決めました。

自分の潮流を変えた3つの重要なことがあります。そしてこれらは自分の流れを変えたいと考えているティーチャーたちにも効果があると思っています。

自分の潮流を変えた3つの重要なこと

1. スピリチュアル(高い精神性)は豊かさにつながるということを意識する

クラスに着いて“豊かさ”という言葉を口にした際、果たして自分の人生の全てにおいて豊かであると自信を持って言えますか?「スピリチュアルでいると経済的に困窮する」という考えに縛られていると、せっかく得られるはずの富も得られなくなるかもしれません。経済的な豊かさとスピリチュアリティとは相乗効果があるということを意識できるようになると、自身の精神性が高まることは勿論、あなたの銀行口座にも反映されてきます!アメリカの女性活動家マヤ・アンジェロウの「人生のミッションは生き残るためではなく、反映することである」という言葉を信じてみましょう。

2. 指導目的を明確にする

週15回の授業をフルに行うと、多くの人は健康状態が低下し、頑張る心身の余裕がなくなってしまいます。その他のビジネス同様、ネットワークを構築したり、ヨガの世界で存在感を確立したりするためには時間がかかります。良い精神状態で健全に実行できる指導のストラテジーを見出しましょう。-決して自分の心身をすり減らさないでください。(理想の自分を想像した時)フルタイムで働く自分を想像しますか?フルタイムで働いた場合、1日に2〜3クラス掛け持つことに充実感を覚えますか?何が自分にとって正しいかをはっきりさせてみてください。私は信頼の置けるビジネスコーチとコミュニティからサポートを受け、自分の指導目的を明確にして行きました。そして自分自身を売り込むマーケティング法を編み出し、自分の提供するサービスをより効果的に売り込むことができるようになったのです。

3. 素晴らしいメンターを探す

財政的な豊かさを得るための最も重要なステップの1つは、成功したヨギから指導を受けることです。これから自分が歩もうとしている成功への道を経験した人々から知恵と経験を学び、理解を深めることができました。身近にいるティーチャーなど誰かコツを知っている人の手を借りれば、自分一人で頑張るよりもずっと簡単に自分自身についての理解が深まります。また私はビジネスメンターたちにガイダンスを求めました。メンターである彼女たちは魅力的で自分たちが生きる目的をはっきりと意識していました。そして私に対し、自分が持つギフト(才能)の提供する方法、人生の目的を達成していく方法、経済的に安定した生活を確立するための方法を教えてくれました。地元のクラブや集まり、地域社会とのつながりなどにも積極的に参加し、そのコミュニティの中で価値のあるつながりを広げましょう。

ヨガと同じように、お金に関しても手を広げてしまうと問題も生じることがあります。ヨガの旅と同様、お金に対しても余裕を持ち、楽になるためには内面から変えていかなければいけません。明確なビジョンと正しいツールとサポートがあれば、ヨガティーチャーとしてのあなたの価値を主張することは絶対可能です!

教えてくれたのは…クレア・クイさん
ヨガティーチャーであるクレア・クイさんは働く女性やビジネスリーダーが自信を持ってありのままの姿でいられるように体のしなやかさと強さを手に入れるためのサポートを行っています。12年間以上、体を強化するトレーニングに携わり、ジムやダイエットに時間と労力を費やすことなく、ベストな健康状態を維持できるよう女性たちを支えることにコミットしています。

ヨガジャーナルアメリカ版/「One Yoga Teacher's 3 Lessons We Could All Learn About Making Money

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

By Clare Cui
Translated by Hanae Yamaguchi



RELATED関連記事