戦士のポーズⅡで前のめりになってしまう人が注意すべきポイントとは

 戦士のポーズⅡで前のめりになってしまう人が注意すべきポイントとは
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櫻井麻美
櫻井麻美
2019-01-05

ヨガスタジオのポスターやヨガ写真などでよく見かける、戦士のポーズⅡ。地面から垂直に、まっすぐ背中を伸ばすポーズですが、上半身が前のめりになってしまうことはありませんか?まっすぐの姿勢を保つために注意したいポイントをご紹介します!

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土台=下半身の安定が第一!

まずは土台である下半身を力強く作りましょう。足幅を広めにとったら、前足の曲がっている膝に注目します。つま先は前方に向けますが、膝も同じ方向を向いていますか?膝がつま先と同じ方を向いていないと痛めてしまいます。膝が内に入りやすい人は股関節の外側を使い、膝を外に向ける努力をし、かならずつま先と同じ方向にしましょう。

膝の位置を確認したら、膝が動かない範囲で骨盤を横向きに広げます。横に広げすぎて膝が内に入ってきたら、そこでストップ。膝とつま先が同じ方向を向ける範囲で、骨盤を横に広げましょう。今はしっかり横向きにできなくても、内腿の柔軟性が伴ってくれば、しっかりと骨盤を横に広げられるようになりますよ。

後ろの足はしっかりと踏み込み、膝を伸ばします。ももの前側を意識して力強く地面を踏みしめましょう。後ろ足の意識が抜けると、体重は曲げている前足にだけかかりやすいので、前後の足に均等に乗せるようにします。

骨盤が肝!

体が前のめりになってしまう原因は骨盤の傾きです。骨盤の触れる左右の出っ張り部分(腸骨)を結んだ直線が地面と平行になるようにしましょう。ここが斜めになってしまうと背骨は前足方向に傾きます。しっかりとセットしましょう。

骨盤を地面と平行にできたら、背骨は天井方向に垂直に伸ばすだけです。骨盤前傾してしまうと腰が反ってしまうので、力が抜けてお腹が前に出てしまっている人は、バンダを意識しましょう。お腹をへこませるように上に少し引き上げることで、背骨はすっと上に向かって伸びていくはずです。

あとは仕上げのみ

首や肩周辺に余分な力が入らないように、リラックスしましょう。肩を下げ、首は十分に長くし、胸の前側は気持ちよく広がっています。胸を過度に広げようとすると、骨盤前傾を起こし腰が反ってしまう原因になるので要注意!鎖骨から指先が左右にスッと伸びていくようなイメージです。肘の過伸展には注意しましょう。

戦士のポーズⅡは、下半身は力強く使いますが、上半身は力みすぎないのが重要です。まずは土台の下半身、特に骨盤周辺をしっかりと安定させ、まっすぐに背骨が伸ばせるようにしましょう。

そこからリラックスしながら上半身を作っていくと、とても心地よい安定感を感じることができるでしょう。肩回りをリラックスしていくことで、呼吸もとてもスムーズになりますよ。ポイントごとに練習し、安定した快適なポーズにつなげていきましょう!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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