専門家に学ぼう【管理栄養士・鍼灸師・内科医が解説】発熱時にすぐに熱を下げる「3つの対処法」
内科医が教える発熱時の対処法
熱が出るのは、病原体の侵入を防ごうとする働きがあるからだと、ミシガン州の内科認定医フィリップ・カダージュ医師は言います。「私は(病原体のことを)暑い部屋が嫌いで、自分の歓迎を受け損なった家の来客と考えるのが好きです」と彼は言います。熱が出ると、体温を上げて、侵入者が出て行くのを促します。
着込みすぎに注意
熱が出て寒さに震えると、本能的に毛布や汗をかいて体を温めようとします。これは逆効果で、体温をさらに上昇させてしまう可能性があるとカダージュ医師は言います。必要に応じて重ね着をしたり、脱いだりして、できるだけゆったりとした軽い服を着るようにしましょう。
ぬるめのお風呂に入る
熱くなった体を冷やすには、体温に近い温度のお湯で、ぬるめのお風呂やシャワーを浴びるとよいでしょう。温かすぎるお湯や冷たすぎるお湯は、体内の温度をさらに狂わせてしまいます。
解熱剤の使用
我慢できないほど不快になった場合は、解熱剤(熱を下げる薬)を服用しましょう。カダージュ医師は、長年の実績を持つアセトアミノフェンを好んで使用しています。アセトアミノフェンは、基本的に脳に体温を下げるよう働きかけます。「この薬は非常によく効き、ほぼすべての年齢層で安全に熱を下げることができます」と彼は言います。ただし、24時間以内に4,000mgを超えてはいけません。アセトアミノフェンが飲めない場合は、ナプロキセンやイブプロフェンでも効果があります。
教えてくれたのは・・・ステファニー・アンダーソン・ウィトマーさん
ステファニー・アンダーソン・ウィットマーさんは、ペンシルバニア州カーライル在住のフリーランス・ライター。 詳細については、stephanieandersonwitmer.comをご覧ください。
ヨガジャーナルアメリカ版/「3 Ways to Get Rid of a Fever—ASAP!」
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ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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