捨てるのが苦手な人のための3つの断捨離のコツ

 捨てるのが苦手な人のための3つの断捨離のコツ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2019-12-05

年末になると「断捨離」という言葉や「いらないものを捨てる」ことを勧める言葉をたくさん見聞きするようになります。しかし、物を大切にする人や思い出を捨てられない人にとっては、断捨離は精神的につらいことかもしれません。そんな人でも無理なく始められる断捨離のコツとは?

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ヨガ的断捨離のコツとは?

ヨガの哲学では「サウチャ」=清浄という教えがあります。「エネルギーや体の中、身の回りを清らかに保とう」という意味で日常の中に活かされています。アーサナ(ヨガのポーズ)や呼吸法でエネルギーを整えるのもサウチャのひとつ。さらにヨガスタジオを掃除したり、身の回りのものを整理整頓するのもサウチャの学びにつながります。近年、流行から当たり前になってきた断捨離という言葉も、ヨガ的にとらえるとサウチャのひとつ。しかし、断捨離を苦手としている人も実は多いのではないでしょうか。そんな人も簡単にトライできるヨガ的断捨離のコツを3つお届けします。

コツ①すぐ使わないものはまとめて収納する

使わないものをいきなり捨てようとすると「捨てたくない」「もったいない」という気持ちが出てきてしまい、断捨離が進みません。断捨離が苦手な人にとっては、「捨てなければいけない」という気持ちがストレスになることもあるでしょう。

そんな時は発想の転換。「捨てなくてもいい」断捨離をしましょう。その方法は、直近で使わないものを、棚や洋服ダンスの中から出し、段ボールに詰めておきます。使わないものを入れた段ボールは押入れの奥にしまってOK。日頃使う棚やタンスは、物を少なくするように意識しましょう。数年たってもその段ボールを使わないと気づいたとき、数年後に段ボールごと捨てることができるかもしれません。ヨガのポーズも習得まで時間がかかりますし、ヨガの哲学を府に落として理解するまでも時間がかかるものです。今すぐできなければ!と思わずに、時間をかけてじっくりとサウチャをしていくのもヨガ的断捨離ではないでしょうか。

コツ②無料で手に入ったものなど、捨てやすい物から捨てる

「愛着のある洋服、高価なカバンなど捨てづらいものを捨てなければならない…」と考えてしまってはいませんか?断捨離は捨てやすいものから始めればOKです。ヨガでも、最初から難しいポーズにはトライしません。簡単なものから心地よさを味わっていけばいいのです。初めの一歩として、無料で手に入れたものであればいくらか捨てやすいのではないでしょうか。

例えば、ゴミ袋用にためてあるスーパーの袋。洋服を買った時のショッパー(紙袋)。これらの袋類はかさばりますので、「◯個以上はもたない」というルールを決めましょう。もらったまま口をつけていないお土産類を流しの下に置きっぱなしにはしていませんか?

さらに範囲を広げられるのであれば、有料とはいえすでに使えないものを捨てていきます。例えば冷蔵庫の中にある賞味期限切れの調味料も思い切って捨ててみましょう。片方をなくしてしまったピアスや、穴が開いてしまって片方だけとってある靴下、修理すれば使える小物(でも何年も修理に出してない)なども気軽に捨てやすい部類でしょう。

コツ③手順を意識しよう

片付けをするにしても、何かを捨てるにしても、効率良く進められる順番があります。片付けや断捨離が苦手な人は、必ずと言っていいほど真逆の準備から進めているようです。片付けの正しい行い方を学びましょう。ヨガのポーズも、土台から固めて積み上げていくと驚くほど簡単にポーズがとれることがあります。何事も手順がキモだったりするものですね。

(1)カテゴリを決める
クローゼットやシェルフ単位ではなく、洋服、靴下、タオル、といったアイテムのカテゴリ別に進めていきます。その中で、今日断捨離をしてみるカテゴリを1つだけ選んでみましょう。

(2)集める
今日はこれにするぞ!とカテゴリを決めたら、棚の奥にあるもの、タンスの中にあるもの、といった具合に家の中の色々な場所に分けて保管してある同一アイテムを、まずは一か所に集めます。

(3)使わないものを分ける
コツ①でお伝えした通り、捨てるか捨てないか!という一世一代の判断をする必要はありません。直近で使うか使わないかを判断し、使わなそうだな、と思うものを箱に入れて分けます。その中でも、コツ②に当てはまるような穴が開いているものや片方しかないものなどがあったら、捨てていくようにしましょう。

2019年も残すところあと1か月。カテゴリを分けて少しずつ断捨離を進めていくのであれば、次の週末あたりから整理整頓をし始めたいですね。3つのコツを活かして気楽に断捨離してみましょう!

ライター/伊藤香奈
ヨガビジネスアドバイザー、ヨガインストラクター、ヨガライター、会社員。ハワイで全米ヨガアライアンス200時間を取得後、ヨガマットブランドにて新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年にヨガインストラクターのビジネスサポートを行う「ヨガビジネスアドバイザー」とヨガライターの活動をスタート。ヨガインストラクター向けビジネス講座を毎月開催している。Instagram:@itokana45

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