MEDITATION & MIND
「私が本当に欲しいものは手に入らない…」その諦め思考、自己犠牲が原因かも?臨床心理士に聞く対処法
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怒りを少しずつ表現する
理不尽なこと、無理があることを要求された時に、怒りを感じることは当然です。どのような感情を感じようが、あなたの自由です。しかし、怒りの表現方法には工夫が必要です。私たちは、怒りを感じる場面で困っている場合が多いです。そのため、怒りを「困りごと」に変換して伝えてみても良いでしょう。例えば、「そのお願いは難しくて、困ってしまいます」と伝えてみます。または、客観的な事実のみ「現在急ぎの仕事を抱えています」と伝えても良いでしょう。
あなたが自分の想いを主張した際に、お互いの想いを認め合い、お互いの意見をすり合わせて現実的な解決策を検討できると良いでしょう。しかし、あなたが自己主張しても、あなたの想いを認めずに無視する人がいるかもしれません。もし、相手が繰り返しあなたの欲求や望みを無視する場合には、相手との関係について考えることも必要でしょう。
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AUTHOR
石上友梨
大学・大学院と心理学を学び、心理職公務員として経験を積む中で、身体にもアプローチする方法を取り入れたいと思い、ヨガや瞑想を学ぶため留学。帰国後は、医療機関、教育機関等で発達障害や愛着障害の方を中心に認知行動療法やスキーマ療法等のカウンセリングを行いながら、マインドフルネスやヨガクラスの主催、ライターとして活動している。著書に『仕事・人間関係がラクになる「生きづらさの根っこ」の癒し方: セルフ・コンパッション42のワーク』(大和出版)がある。
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