「商社の営業マンを完走。次は、ヨガで目の前にいる人を幸せに」|高野真利さんの転身ストーリー

 「商社の営業マンを完走。次は、ヨガで目の前にいる人を幸せに」|高野真利さんの転身ストーリー
Shoko Matsuhashi
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――営業時代に身につけたスキルで、ヨガ講師に活かせていると感じることはありますか?

「営業での私の強みだった「相手のニーズを読む力」と「提案力」は、ヨガ講師にも役立っています。今はヨガスタジオとフィットネスジムでレッスンを担当していますが、生徒さんのニーズはそれぞれ違います。ヨガスタジオは、ヨガを集中して深めたい人が多く年齢層もある程度一定しています。一方、フィットネスジムは年齢、性別はもちろん、ヨガをする目的もさまざまなので、オーソドックスなヨガを伝えるだけでは満足してもらえないこともあります。だからこそ、一人ひとりの体力や目的を理解した上で、その方に合うアプローチをしています。レッスン中の声掛けにしても、体を動かすことに慣れていて積極的に動きたい人には背中を押すような言葉を、健康維持のために通っている年配の方には無理をしないようにといった具合です。営業時代は、リサーチや普段の何気ない会話から商談相手が求めていることを想像し、事前準備を徹底的に行うのが私の営業スタイルでした。今もちょっとした会話から生徒さん一人ひとりのヨガをする目的を探り、要望に応えられるクラスを提供できるように努力しています」

――現在はヨガスタジオとフィットネスジムでのレッスンに加え、イベント出演など幅広くご活躍されていますが、どのように仕事の幅を広げていったのでしょうか? 依頼先から信頼を得るために気を付けていたことはありますか

「社会人として当たり前のことですが、提出物の期限や約束の時間を守り、メールの返信をスピーディーにするなど相手にストレスを与えない仕事の仕方を心掛けています。それが当たり前にできるのは、常に相手の立場を考えて動く営業の経験があるからだと思います。仕事を安心して任せてもらうには相手と信頼関係を築くことが大切、それには最低限のルールを守れる社会性が必要です。多くの人がヨガを好きでヨガ講師を目指すと思いますが、社会性がないと趣味の延長になってしまいます。お金をいただく以上はプロ意識を持ち、クライアントに信頼される行動を心掛けたいですね」

高野真利
Photo by Shoko Matsuhashi
ヨガイベント
全体に注意を払いながら、一人ひとりに寄り添ったクラスを展開。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Photos by Shoko Matsuhashi
Text by Ai Kitabayashi
撮影協力:ALOHA SALADS cafe 六本木1丁目店



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