連載|ヨガと私の生きる道 Vol.2「大学からヨガを始めるということ」岩田理佐先生インタビュー

 連載|ヨガと私の生きる道 Vol.2「大学からヨガを始めるということ」岩田理佐先生インタビュー
RISA IWATA
伊藤香奈
伊藤香奈
2018-10-20
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―実際インストラクターになって、想像していたのと違ったというギャップはありましたか

岩田先生「お給料も減るだろうし、フリーランスになることへの不安も、ある程度は覚悟をしていました。でも1番のショックは、同僚がいなかったことなんです。フリーランスだとスタジオに行かず行う事務職も多くて。そうすると、1日誰とも話さない日もあります。もともと営業職だったので、人と話さないということがとてつもなく寂しくて、最初の1年間は全然受け入れられませんでした。私は、スタジオに所属しなかったので、よけいにレッスン以外で人と接する機会が少なかったのだと思います。私の中でかなりの衝撃でした」

―レッスンをしてみて、どうでしたか?例えば若手インストラクターだと、生徒さんの方が年齢が上なことが多いと思いますが、プレッシャーを感じたりすることはありますか?

岩田先生「プレッシャーは感じたことはありません。生徒さんが全員年上なのはいつものことなので、レッスンをしていながらも勉強させてもらうような気持ちでした。気を付けていたことは、上からの物言いにならないようにしたことです。『私が伝える』ということにとらわれず『ヨガってこうなんです』『ヨガの哲学だとこういうことですね』という形で、もちろん自分の体感も交えながらですが『ヨガの目線で伝えること』を意識していました」

―経験が足りていないとか、教えることに対して自信をなくすことはありませんでしたか?

岩田先生「以前はすごくありましたね。フリーになったばかりの頃は、不安で仕方なかったです。生徒さんの要望と自分のやりたいことが一致しないと、生徒さんって来なくなりますよね。それが大きな悩みの1つでした。時間がたつにつれて、全員に合うわけじゃないなと思えるようになって、心が少し軽くなりました。あとは、1人1人のインストラクターの経験がレッスンに詰まっているので、私には私の経験でしかできないレッスンがあるなと思えるように。今の自分にできることを精一杯伝えようと割り切れるようになるまで、フリーになって1年くらい時間がかかりました」

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岩田りさ