毎日の"梅干しひと粒"で、冬の疲れ知らず|せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん

 毎日の"梅干しひと粒"で、冬の疲れ知らず|せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん
Megumi Sekine
関根愛 
関根愛
2021-11-20
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最近は梅干しを手作りされる方も多いと聞きます。自分の手で触って育てていく感覚は素晴らしいもの。体に入れる前から「食事」は始まっているのだなあ…とつくづく思います。そういった自家製の醍醐味は捨てがたいですが「なんでも手作りでなきゃ」と肩肘張ってしまってはつらいものでもあります。人それぞれ生活も心の余裕も違いますので、お店で買えるものは買わせていただいて、無理なくつづけられる習慣を手に入れることも大切。焼き梅というものがありますが、これを現代的に言うなら「梅干しタブレット」でしょうか。一日ひとつぶじっくり舐めるだけでも効果があります。梅の力を最大限いただくために、お店で買うときは添加物や白砂糖を使わず梅と天然塩のみで作られたものを選びましょう。

最近、湯治にはまっています。先日訪れた温泉で売られていた手足のツボ押しなどにまつわる養生本には「自分にできることは何か」を常に気にかけて生きることの大切さが書かれてありました。養生の基本は、まさにそのことだと思うのです。季節の巡り、体や心の巡りを静かに観察し、今この瞬間に自分が自分にしてあげられることを常に問い、ささやかに実行していきたいものです。

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関根愛 

関根愛

俳優を始めた十数年前よりアトピーなどさまざまな心身の不調を感じてきたことで、薬に頼るのをやめて自分の体の声を聴きながら養生していくために自然食を始める。「じぶんらしく生きるための食養生」をテーマにInstagramやnote、Youtubeで日々発信をつづける。マクロビオティックマイスター。映画制作者、ライター、翻訳者としても活動。座右の銘は「山動く」。



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