猫背の人はお腹が硬い?フォームローラーを使って猫背解消する方法

 猫背の人はお腹が硬い?フォームローラーを使って猫背解消する方法
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高木沙織
高木沙織
2021-03-07

「お腹は痛そう!」とフォームローラーを使った腹部のほぐしは控えている方が多いかもしれません。ですが、それは使い方次第!

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お腹は意外と硬くなりやすいパーツです。

それは、近頃増えてきている「猫背の姿勢」との関係が深いことをご存じでしょうか?

今回は、腹部が硬くなる原因とフォームローラーの基本の使い方【お腹編】を紹介していきたいと思います。

猫背の姿勢で腹部が硬くなる&内臓機能が低下する

腹部が硬くなる原因のひとつ。

それは、“猫背”の姿勢で過ごすこと。

背中が丸まった姿勢では、腹部中央に位置する腹直筋(ふくちょくきん)が縮まって緊張した状態になっています。そして、その筋肉を硬くしてしまいます。また、この姿勢は背中や腰の筋肉が引っ張られて疲労が溜まり、腰痛の原因になることもあるでしょう。

さらには、お腹が「くの字」になっていることでその中にある内臓が圧迫され、負担がかかって機能が低下することも考えられます。その結果、便秘に悩まされてさらにお腹がぽっこり……、という悪循環にも陥りやすくなります。

では、硬くなったお腹をほぐす方法は?

フォームローラーで腹部をほぐす方法

ここでは、フォームローラーを使って腹部をほぐす方法を紹介します。

ひじを床についたプランクの姿勢を取り腹部をフォームローラーに乗せたら、つま先の動きを利用して上下に動きマッサージをしましょう。回数は20回程度を目安におこないます。

フォームローラー腹

ただし、内臓や肋骨などもあるため慎重におこなう必要があります。

強い痛みや違和感を感じるのであれば、体重のかかり具合を調節しながらおこなってください。

ひざを床についた姿勢で、腹部にかかる圧を軽減させてもよいでしょう。

フォームローラー腹

肋骨に近いところは怪我の原因にもなるので、無理におこなわないこと。

脇腹をほぐしたいときは身体を横向きにし、上側の脚のひざを立てておこなうとフォームローラーを動かしやすいでしょう。

フォームローラー腹

腹部の前面もサイドも体重をかけすぎず、骨を避けて小刻みに動くのがポイントです。

デスクワークが中心の方、ソファーやベッドで楽な姿勢で長時間スマートフォンを使用する方、運動不足の方、または重心に偏りのクセがある方は、猫背の姿勢になりやすいと言われています。

気が付くと猫背になっているという方は姿勢の改善とあわせて、フォームローラーを使って硬くなった腹部をほぐしてみてはいかがでしょうか。

※ 食後すぐや生理中、妊娠中の方、痛み・違和感が強い方、健康上の不安がある方などは使用を控えてください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。



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フォームローラー腹
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