アラフォーヨガ初心者!本田ゆうすけのインド修行記 【非日常的な日常編♯16】

 アラフォーヨガ初心者!本田ゆうすけのインド修行記 【非日常的な日常編♯16】
Nanayo Suzuki
本田雄介
本田雄介
2019-04-20
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衆人が見守る中、そのまま遺体が焼かれていきます。さすがにここではインド人も会話は控えめ。火の熱気がゆらゆら伝わってきて、パチパチという音が響きます。一番近くにいるのがご家族でしょうか。嘆き悲しむというよりは、ただ目の前の光景を眺めているだけに見えます。中には、携帯のカメラで撮影をする人もいます(地域や場所により、厳禁のところもあります)。

火葬番が棒のような物で、やや乱暴に感じるくらいに、遺体をつつきます。燃え残りが出ないように、遺体を崩していくのです。カースト制が無くなったはずのインドですが、身分の1番低い人、アウトカーストと呼ばれる人がこの仕事を請け負っているとのこと。時には、火葬後に燃え残った貴金属を、自分の懐へ。まだまだ生まれた境遇を変えられる仕組みは整っていません。

遺体を燃やす薪は、お金のある人ほど質の良いものを大量に用意できます。お金が無ければ、遺体の一部が燃え残ったまま、川や海に流されます。ガンジス川では、そんな火葬場のすぐ下流でも、平気で子供達は水遊びに興じているようです。「お前のカルマが浄化される」「善い行いをすると魂が救われる」と、観光客に薪を売りつける人もいるそうです。

1時間あまり、火を見つめながらただボーっとして、その場を離れました。入り口には火葬を待つ遺体が何体か並べられていて、その横をすり抜けて帰ります。目の前にはもう商店が並び、馬鹿笑いする店主がいて、アイスクリームやジュースが売られています。よく見るインドの日常です。生と死の境界線があまり感じられません。死というものを軽んじるわけでも、特別視するわけでもなく、ただの現象として受け入れているのでしょうか。

というわけで、何が書きたかったのかもよくわからないのですが。なんとなく、カオスの一部を見た感じです。何がいいとか、何が悪いとか、人は自分の生きてきた中で物差しを決めがちですが、少し視点や考え方を変えれば、ひっくり返ることもあるのでしょう。考えさせられたというよりも、考えすぎてもどうにもならないなと思った夜でした。
まとまりなくてすみません(^_^;)

次回は、RYT200の合宿終盤。最終試験に向けての話をできればと思います!

それではまた。NAMASTE‼︎
本田ゆうすけ
 

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