コロナ禍で夫の会社が倒産…お金のストレスを金銭的・感情的に対処するための付き合い方
3.コントロールできることに集中する
自分の支出傾向を把握したら、簡単にコントロールできることに焦点を当ててみて下さい。
今日からできる一歩を踏み出せば、来月のスプレッドシートがより管理しやすくなるかもしれません。
貯蓄額を増やす、使わなくなった定期購読を解約する、手作りの掃除用品に切り替える等、今すぐできるアクションは意外とたくさんあるはず。
4. 将来の計画を立てる
1年後、2年後に達成できる小さな目標を設定し、前向きに考えましょう。ポイントは達成しやすい小さな目標です。大きな計画は後でいつでも立てられますが、まずは取り組みやすい目標に焦点を当てた方が、継続しやすいです。
例えば、貯金口座を作る、3~6ヶ月分の生活費が貯まるまでゆっくり緊急用資金を作る、自分に合った金利やサービスを求めて銀行を変える、など。また、資金繰りが厳しいときでも、1000円でも自動入金されるように設定しておけば、少しは安心できるかもしれません。
毎月、予算を見直す際に、自分の目標や価値観を再確認し「正しい道を歩んでいるか?」と確認しましょう。もしそうでなければ、軌道修正することをお忘れなく。
お金はわたしたちの幸せをサポートするもの
賢いお金の使い方とは、単にお金を使わないということではありません。その代わりに、最も基本的な必要性に加えて、私たちの幸福をサポートする買い物や計画を行うことが重要です。
例えば、趣味、心を満たす体験、日常的な問題の解決など、ポジティブなことにお金を使うことで、心の豊かさをサポートすることができます。そして、健全な自分自身が、健全な銀行口座の基盤を作るのです。
そして最も重要なことは、お金は個人的なものであるということを理解することではないでしょうか。
自活するためには、比較することをやめて今あるものに注目し、それについてどう感じるかを考えることです。この資源が多いか少ないかは、あなたの価値を示すものではありません。収入、支出、借金は、私たちを定義するものではありません。
必要でないものから支出を減らすだけでなく、あなたの人間性を支える必要不可欠なものにお金を回しましょう。私たちのお金の使い方が重要であり、違いを生み出すことを忘れてはいけないと思っています。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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