40歳6ヶ月…人生時計では11時過ぎの昼時。現実では食後の胃もたれがツラい【連載 #発酵適齢期】

 40歳6ヶ月…人生時計では11時過ぎの昼時。現実では食後の胃もたれがツラい【連載 #発酵適齢期】
canva
高木沙織
高木沙織
2023-08-13

40歳と6ヶ月は、人生時計でいうと11時過ぎ。ちょうど昼食前…だというのに、現実では食べすぎたあとの“胃もたれ”に悩まされるお年頃。今回のテーマはずばり、胃もたれです。

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こんにちは。ライターの高木沙織です。

2023年もあっという間に半分以上が終わり、気づけば私も40歳と6ヶ月。これってもう、人生の折り返し地点にきてる? そこでふと、人生時計なるものが気になりはじめました。人生時計とは人生を24時間で換算、つまり一生を1日に置き換えてみるという考え方のこと。自動で計算してくれるサイトを見つけ、早速チェックしてみると…私は今11時を過ぎたころだそう。へぇ、アラフォーってまだ午前中なんですね。じゃあそれをリアル時計に戻して考えてみたら? ちょうどお昼ご飯に向けてお腹が空いてくるいい頃合い。悪くないかも。 

ところが、現実の私はというと「これが噂に聞く“胃がもたれる”ってやつ?」に絶賛悩まされ中。第11回目の『発酵適齢期』、今回のテーマは胃もたれです。

食後に感じる胃のムカムカ、これが噂に聞く「胃もたれ」?

ある日の15時過ぎ―。自宅で昼食を済ませ、録画したドラマを見ながら休憩していたときのこと。

(なんか胃の調子がおかしい…)

昼食は早めの11時半に終了。メニューは厚揚げやひじきの煮物、塩トマト、雑穀ご飯。それと、前日の残りのさつまいもの天ぷらです。食べ終わりの感覚としては腹八分目より少し満たされたかな、くらい。確かにちょっと油っぽい献立だったけど、このくらいなら許容範囲内。…のはずが、食後しばらくすると胃がギューッ。変な感じ。いつもだったらおやつにチョコレートでも食べようかなというタイミングなのに、そんなの無理無理! 水を飲むのが精いっぱい。

「う~ん…」と胃のあたりに手を添えたり、洋服の締めつけを緩めたりして過ごすこと数時間。回復してくるのと同時に、これが噂に聞く胃もたれなんじゃないかと気づくのでした。胃もたれといったら、胃がムカムカするという表現をよく目・耳にするけどまさにそれっ。ムカムカ+ときどきショワショワ…。

それでも日頃滅多に胃もたれしない私は、たまたま疲れがたまっていたんだろうとか、はたまた自覚症状はないものの体調が悪かったのかもしれない…で済ませてしまうのでした。しかし、この日を境に胃もたれは珍しい症状ではなくなっていきます。

「焼き肉よりしゃぶしゃぶがいい」に100票っ!

胃もたれを自覚した日から数週間。ちょっと食べすぎたり、油っぽいもの・辛いものを口にしたりすると、同じような胃の不快感がチラホラと顔を覗かせるように―。

そこで真っ先に心配したのは、自分の健康状態。40歳独身、フリーランスの私。なにかあったときに頼れるのは自分だけ。だからこそ健康には気を使ってきたほうだし、自費で年に1回の定期健康診断(市の無料健診を受けることも)を受けてきました。だけど、この健診には胃カメラやバリウム検査は含まれないんですよね。今年こそは人間ドックかなと思って調べてみると、45,000円という金額に尻込み…している場合じゃないのか。…予約、しましたよ。いや本当、健康のためにかかるお金は年々増すばかり。お金をかける項目が20~30代とはずいぶん変わってきたことを痛感。

変わったのはお金のかけどころだけではありません。つい先日のこと―。

友人A:「今度の食事、焼き肉としゃぶしゃぶならどっち?」
友人B:「う~ん、しゃぶしゃぶかなぁ」
友人C:「私も! さっぱりしたものが食べたい」
私:「私もしゃぶしゃぶ!」

同年代の友人たちとLINE(グループ名:お肉を食べる会)をしていて、これはもしや…みんな胃もたれ経験者なんじゃ?と勝手に親近感。だってみんな、焼き肉一択!だったじゃない。これにはしゃぶしゃぶに100票入れたい気持ちになるのでした。焼き肉は大好き…だけど、脂がもう…。

さて人生時計の話に戻りますが、40歳6ヶ月は11時過ぎ。午後にもうひと頑張りするための活力として、しっかり昼食を取りたい頃合いです。寝起きで食欲がなかったり、身支度に時間を費やして食べ損ねたりしてしまう朝食や、あとは寝るだけだから軽めに済ませたい夕食と違って昼食は、1日のなかで量・質ともにもっとも充実させたい。それなのに、張り切りすぎると胃がもたれてしまう現実。

自分がベストコンディションを発揮できる絶妙な塩梅を知ることが、このお年頃のテーマなのかもしれません。これって、食事に限らず40代~この先の人生との向き合い方に通ずるなにかがありそうな気がしてならないのです。いい(良い)加減っていうのは、経験を積み大人になったからこそここというポイントみたいなものがわかるのかも。

最後に…お酒の席で、シメには必ず炭水化物を頼んでいた高木はもういません。それではまた、第12回目で。

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高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。