腹筋を割るには筋トレよりもバランスポーズ!細く引き締まったお腹になるためのヨガポーズ3選

 腹筋を割るには筋トレよりもバランスポーズ!細く引き締まったお腹になるためのヨガポーズ3選
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魚澄トモ
魚澄トモ
2023-07-31

薄着の季節に向けて、お腹まわりを引き締めたいという方も多いと思います。ボディービルダーのようにくっきり割れたシックスパックを作る必要はないけど、適度に縦筋が入るくらいの引き締まったお腹にしたいですよね。でも、きつい腹筋運動をしたからと言ってスリムなお腹が手に入るわけではありません。

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腹筋の割れとは?

腹筋の割れは、主に腹直筋(Rectus Abdominis)の筋肉の発達とその形状によって視覚的に現れます。腹直筋は腹部の正面に位置し、体の中心から下腹部にかけて縦に走る筋肉です。腹直筋は一連の隆起(シックスパック)として見えることがあり、この割れた外観が一般的に「腹筋の割れ」と呼ばれています。

実際に腹筋が割れているかどうかは、個人の筋肉の発達度や体脂肪の割合によって異なりますが、一般的に「腹筋が割れている」と言われるのは、腹直筋の筋肉が発達しその間の隆起(シックスパック)が目に見える状態を指します。腹筋が割れて見えるのは、主に以下の2つの要素が必要です。

体脂肪率の調整:腹筋が割れて見えるためには、体脂肪率が比較的低い必要があります。体脂肪が厚く蓄積していると、腹筋の隆起が目立ちにくくなります。

腹直筋の発達:腹筋が割れて見えるためには、腹直筋の筋肉が十分に発達している必要があります。腹直筋は、適切な負荷やコアトレーニングによって強化されます。

腹筋を割るには筋トレよりもバランス!

前述したように、腹筋が割れたように見えるためには体脂肪率の調整と腹直筋のトレーニングが必要です。そして、腹直筋のトレーニングには体幹を使うバランスのポーズが効果的であると言えます。バランスのポーズは体幹(コア)の安定性とバランスを向上させるために多くの筋肉を同時に使います。これにより、腹直筋だけでなく、他の腹部の筋肉や背中の筋肉、さらには全身の筋肉を総合的に鍛えることができ、偏りなく体幹を鍛えることができるのです。

さらに、体幹を鍛えることで姿勢改善に繋がり、全身の脂肪燃焼効果も期待できます。

細く引き締まったお腹になりたい人必見!ヨガポーズ3選

今回は細く引き締まったお腹になるためにおすすめのヨガポーズを3つご紹介します。いずれのポーズも姿勢を保つ際には背筋を伸ばし、体の中心を意識してバランスを取るのがポイントです。目の前や地面をしっかりと見つめることで、バランスをサポートすることができます。

猫のバランスのポーズ

猫のバランスのポーズ(Cat Balance Pose)は、バランス感覚を養いながら体幹や腹筋を鍛えることができ、体の中心を保ちながらバランスを取ることで、バランス感覚の向上、体の安定性と調整能力の向上が期待できます。

<やり方>

猫のバランスのポーズ
photo by Tomo Uosumi

1)マットの上で立ち、両足を揃え背筋を伸ばす

2)右足を少し曲げながら、左手を右足の外側に置く。指先は地面に向ける

3)右手を前方に伸ばし、バランスを取る。左足は地面から浮かせ、バランスを保ちながら姿勢をキープ

4)このポーズで数呼吸キープ。呼吸を繰り返すごとに呼吸の間隔を長くするようにしましょう

5)ゆっくりと元の姿勢に戻り、反対側でも同様のポーズを繰り返す

初めての方やバランスが難しい場合は、壁や椅子のサポートを利用すると安定感が増します。

片足のバランスのポーズ

木のポーズやそこから膝を伸ばしたポーズは、片足立ちの姿勢で行われるため、バランス感覚を養う時に体幹が鍛えられます。

<やり方>

片足バランスのポーズ
photo by Tomo Uosumi

1)マットの上で立ち、背筋を伸ばし、足を揃える

2)右足を軽く曲げ、左足の内股に乗せる。左足のつま先は床にしっかりとつけ、必要に応じて足の裏を内股に触れさせる

3)足を立てたまま左足に体重を移しバランスを取り、両手は胸の前で合わせる

4)余裕があれば、上げている足の膝を伸ばし足先を持つ

5)反対側でも同様の手順でポーズを行う

初めての方やバランスが難しい場合は、足先を内股につけず、床につけたままバランスを取る方法もあります。

戦士のポーズ3

戦士のポーズ3(Warrior III)は、体幹の強化やバランス感覚の向上に効果的です。背筋を伸ばし、上半身と下半身を一直線にすることを要求します。このポーズを維持するためには、背筋をしっかりと使い、正しい姿勢を保つ必要があります。

戦士のポーズ3
photo by Tomo Uosumi

<やり方>

1)マットの上で立ち、背筋を伸ばし足を揃える

2)両足を軽く曲げながら、左足を大きく後ろに伸ばす。左足のかかとは地面に向け、つま先は床から浮かせる

3)上体を前方に倒し、胸を地面に近づける。同時に、右脚を伸ばし体と一直線に、上体と右足は平行になるように

4)両手は床につけるか、前方に伸ばしてバランスを取る

5)反対側でも同様の手順でポーズを行う

初めての方やバランスが難しい場合は、手をヨガブロックや壁につける、壁や椅子のサポートを利用することで安定感が増します。

▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼

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魚澄トモ

魚澄トモ

ヨガ講師・アーユルヴェーダセラピスト・グラフィックデザイナー。20代にデザイナーとして長時間のデクスワークが続き、身体を壊したことで、30代にヨガと出会う。ヨガで体調が良くなっただけでなく、それまで何をしても治らなかったO脚が改善し、気にしていた下半身が自然にスッキリ、更に精神的な豊かさも感じられるヨガに魅了されヨガ講師として活動開始。40代でアーユルヴェーダのを深く学び、体質別の食生活アドバイスを踏まえたストレスフリーのダイエットメソッドを考案。キレイに痩せるをテーマにダイエットヨガを発信している。



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