コロナ禍で夫の会社が倒産…お金のストレスを金銭的・感情的に対処するための付き合い方

 コロナ禍で夫の会社が倒産…お金のストレスを金銭的・感情的に対処するための付き合い方
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食べもの、住まい、医療といった基本的なものから、電気、インターネット、交通といった贅沢品まで、私たちのほとんどはお金を必要としています。だからこそ、なかなか消えないのがお金への不安。定期的にマインドフルネスを実践したり、ミニマリストの生活を選んだりする以外に、経済的な豊かさを支えるために何ができるでしょうか?コロナ禍でお金の不安を抱えた海外在住の筆者が考えるお金との上手な付き合い方を紹介します。

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「お金で幸せは買えない」と言うけれど

Jp Valery
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お金で理解や思いやりのある愛情を買うことはできません。けれど、その土台となるものを買うことはできるのではないでしょうか。

そして、億万長者がいくら「本当に大切なものは何か」を語ってもそれは変わりません。

お金について心配するのはもっともなこと。食べもの、住まい、医療といった基本的なものから、電気、インターネット、交通といった、いわゆる贅沢品まで、私たちの多くはお金を必要としています。

このストレスは将来の経済的な決断の仕方や、身体の健康状態にまで影響を及ぼす可能性があるとも言われています。では、どうしたらいいのでしょう?

コロナ禍によって、わたし自身もお金に対しての不安感が募りました。それは、何を隠そうコロナショックにより夫の経営していた会社が倒産することになったからです。一家の大黒柱の失職は、まだ小学校にも上がっていない幼子を抱えた我が家にとってはかなり衝撃的でした。東南アジアとは言え、物価の高いことでお馴染みのシンガポールでどうやって暮らしていけばいいのか…など、たくさんの不安がありましたが、それから丸2年、今も何とかシンガポールでやっていっています(問題はたくさんありますが)。

まだまだお金との付き合い方は上手とは言えませんが、それでも試行錯誤しながら少しずつ距離が近くなってきたように思えます。

お金のストレスに金銭的・感情的に対処する方法

Amol Tyagi
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1. 今あるものをすべて棚卸し

まず、負債、貯蓄、収入、資産を紙やスプレッドシートに書き出して、財務の棚卸しをすることからはじめましょう。車やノートパソコンなどの固定資産、宝石類も忘れずに。

数字を見るのは恐ろしいと感じることもあるかもしれません。けれど、物事を変える唯一の方法は、「どのような状態にあるのかを知ること」です。このステップで感情的に自分をケアするために「お金で善悪が決まるわけではない」ということを覚えておいて下さい。

2. 支出の見直し

次に、最近の支出の見直しをしてみましょう。予想される支出と予想外の支出を見直すには、通常3カ月間がちょうどよい期間。

私はスプレッドシートが好きなので、銀行やクレジットカード会社からCSVの記録をダウンロードし、ラベルや色分けを思いのままにしています。また予算管理アプリに接続すれば、支出を自動的に分類することができるので、お好み似合わせて支出の見直しをしてみて下さい。

このプロセスで、ジャッジや自己批判が出てくることがありますが、大丈夫です。それはあくまで現在の状況であり、「変化するための機会を作っているのだ」と自分に言い聞かせるようにしましょう。過去の自分の無責任さを批判するよりも、今知っていることをもとに、前向きに変化していくほうが有効です。

クレジットカードの使用履歴を見るのは正直気が重くなる作業ですが、負けないで!忙しい日の外食も、家族を支える住宅ローンも、それぞれの買い物には目的があるはず。自分の目標や価値観を日記に書いて、それと支出を一致させるのもおすすめです。もちろん、すべての支出が一致するわけではありませんが、将来的に削減しやすくなりますよ。

私が支出を見直す際に、自分自身に問いかけるポジティブな質問を参考にしてみて下さい。

・私は自分のお金でどんな問題を解決しているのか?

・私の支出は、私の価値観や個人的な目標をサポートしているか?

・買ってよかったと思えるような買い物はあるか?

3.コントロールできることに集中する

自分の支出傾向を把握したら、簡単にコントロールできることに焦点を当ててみて下さい。

今日からできる一歩を踏み出せば、来月のスプレッドシートがより管理しやすくなるかもしれません。

貯蓄額を増やす、使わなくなった定期購読を解約する、手作りの掃除用品に切り替える等、今すぐできるアクションは意外とたくさんあるはず。

4. 将来の計画を立てる

1年後、2年後に達成できる小さな目標を設定し、前向きに考えましょう。ポイントは達成しやすい小さな目標です。大きな計画は後でいつでも立てられますが、まずは取り組みやすい目標に焦点を当てた方が、継続しやすいです。

例えば、貯金口座を作る、3~6ヶ月分の生活費が貯まるまでゆっくり緊急用資金を作る、自分に合った金利やサービスを求めて銀行を変える、など。また、資金繰りが厳しいときでも、1000円でも自動入金されるように設定しておけば、少しは安心できるかもしれません。

毎月、予算を見直す際に、自分の目標や価値観を再確認し「正しい道を歩んでいるか?」と確認しましょう。もしそうでなければ、軌道修正することをお忘れなく。

お金はわたしたちの幸せをサポートするもの

 Priscilla Du Preez
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賢いお金の使い方とは、単にお金を使わないということではありません。その代わりに、最も基本的な必要性に加えて、私たちの幸福をサポートする買い物や計画を行うことが重要です。

例えば、趣味、心を満たす体験、日常的な問題の解決など、ポジティブなことにお金を使うことで、心の豊かさをサポートすることができます。そして、健全な自分自身が、健全な銀行口座の基盤を作るのです。

そして最も重要なことは、お金は個人的なものであるということを理解することではないでしょうか。

自活するためには、比較することをやめて今あるものに注目し、それについてどう感じるかを考えることです。この資源が多いか少ないかは、あなたの価値を示すものではありません。収入、支出、借金は、私たちを定義するものではありません。

必要でないものから支出を減らすだけでなく、あなたの人間性を支える必要不可欠なものにお金を回しましょう。私たちのお金の使い方が重要であり、違いを生み出すことを忘れてはいけないと思っています。

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桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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