「おにぎり」と「サンドイッチ」糖質が多いのはどっち?管理栄養士が比較して解説!
ランチを買うとき、コンビニを使う方も多いですよね。中でも定番なのがおにぎりとサンドイッチ。どちらにしようか迷うことはありませんか?糖質という観点から見たら、どちらが多いのでしょうか?詳しくみていきましょう。
そもそも糖質とは?
糖質は悪者扱いをされがちですが、身体のエネルギー源になるとても大切な栄養素。不足すると集中力がなくなったり、イライラしたりすることも。また慢性的な疲労や筋力の低下の原因になるとも言われています。特にご飯やパンなどの炭水化物は、食事から摂取するカロリーの50〜65%が健康的とされている為、過度に減らす必要はありません。
ただし、丼やパスタなど、炭水化物がメインの食事ばかりを摂ると、肥満や糖尿病の原因になることも。忙しいランチは特に、炭水化物メインの食事になりがちなので、注意が必要です。
おにぎりとサンドイッチ 糖質が多いのはどっち?
ではおにぎりとサンドイッチ、どちらが糖質が多いかわかりますか?
正解はおにぎりです!
梅おにぎり(1個・100g)
エネルギー量 164kcal
糖質 35.2g
脂質 0.4g
卵サンドイッチ(1個・110g)
エネルギー量 281kcal
糖質 16.8g
脂質 18.2g
もちろん商品によって大きく前後しますが、おにぎりのほとんどはお米が占める為、糖質としては高くなります。また、おにぎりの糖質はほとんどお米由来なので、シンプルなおにぎりであれば、おかかでも明太子でもツナマヨネーズでも糖質量はあまり変わりません。
一方、サンドイッチは全体に占めるパンの比率が少なく、卵やレタスなどの具が多い為、糖質は少なめになります。ただポテトサンドイッチのような糖質が高い具の場合は、糖質も高くなります。また、おにぎりは脂質がほとんど含まれていないのに比べ、サンドイッチはバターやマヨネーズなどの油が含まれる為、カロリーや脂質は高めなのが特徴です。
尚、おにぎりもサンドイッチも単体だけだと、たんぱく質や野菜が不足しがち。おにぎりに合わせるなら唐揚げやコールスローなど、脂質の多いものを合わせるとバランスが取りやすく、サンドイッチは脂質が少ないサラダチキンや海藻サラダなどがおすすめですよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
<参考>
外食・コンビニ・惣菜のカロリーガイド (女子栄養大学出版部)
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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