【柿】食べなきゃ損!シミしわを予防、老化防止効果のある栄養価と、美味しい柿の選び方を栄養士が解説

 【柿】食べなきゃ損!シミしわを予防、老化防止効果のある栄養価と、美味しい柿の選び方を栄養士が解説
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「柿が赤くなると、医者が青くなる」ということわざがあるように、今からが旬である柿は栄養価がとても高い果物のひとつです。そこで、今回はこれからの季節、手に入りやすくなる柿を食べるといつまでも若々しくいられる秘密をご紹介します。

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アンチエイジングにおすすめな理由

柿には現代人が不足しがちなビタミンが豊富に含まれています。その中でも特に、ビタミンCが豊富に含まれているのが特徴です。ビタミンCは、美肌におすすめな栄養素であるとともに、老化の原因とも言われる活性酸素の働きを抑えたり、肌をなめらかにするコラーゲンの合成をサポートしたりすることで、皮膚のしみやしわの予防にも期待ができます。コラーゲンの合成には、たんぱく質も必要なため、チーズと一緒に食べたり、スムージーにするときにプロテインと一緒に摂るのもよいでしょう。

柿とクリームチーズ
byフォトAC

他にも、同じく美肌作りに欠かせないβ-カロテンや腸内環境を整えることで便秘や下痢の解消を期待できる食物繊維の一種のペクチン、むくみ予防に効果的なカリウムなども豊富に含まれています。

美味しい柿の選び方

選ぶ時に押さえたいポイントは3つです。1つ目は、持った時にずっしりとした重量感があること。2つ目は、ヘタがきれいな緑色であり、乾燥しておらずに4枚そろっているもの。3つ目は、ヘタの近くまで、均一にムラなく色づいているもの。

柿
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加えて、柿といえば、「干し柿」をイメージする人も多いかもしれませんが、干し柿の原材料である渋柿よりも生でそのまま食べる甘柿の方が、ビタミンCの含有量が約1.3倍のため、アンチエイジングのために食べることを考える時には、甘柿を選ぶ方がよいでしょう。また、ビタミンCは熱に弱いという性質があるため、シンプルに生で食べるのがおすすめです。

食べ過ぎには注意!

柿
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カリウムはむくみ予防を期待できるため、アンチエイジングにもおすすめです。しかし、過剰摂取すると利尿作用により尿と一緒に熱を排出するため、体を冷やしすぎてしまいます。そのため、アンチエイジングのために柿を食べる場合には、食べ過ぎないように気をつける必要があります。1日1個までを目安に食べるとよいでしょう。

美味しい柿を食べていつまでも若々しく

秋には手に入りやすい柿は、女性の強い味方にもなってくれる果物のひとつです。1日1個の柿を食べて、いつまでも若々しい体を手に入れてみてはいかがでしょうか?

柿
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【参考文献】

文部科学省 | 日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年
JAグループ|食や農を学ぶ|とれたて大百科|カキ(柿)
和歌山県|和歌山県産食材の美容(アンチエイジング)への効果
厚生労働省|「統合医療」情報発信サイトeJIM|ビタミンC

ライター/管理栄養士 亀崎智子
管理栄養士×セラピスト(野菜ソムリエ・中級食品診断士 )。食に関する講演や記事執筆・監修、体の本来の機能を取り戻すお手伝いをする整体のセラピストとして、家族丸ごと体の内と外にゆとりをつくるサポートを行っている。また、満月の日に、乾物と塩で作るふりかけと即席スープの素の製造販売も行っています。インスタグラム:kamegohan0528

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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