なめこは冷凍で賢く保存が正解!なめこの「フリージング方法」と「解凍」のポイントを管理栄養士が解説

 なめこは冷凍で賢く保存が正解!なめこの「フリージング方法」と「解凍」のポイントを管理栄養士が解説

しめじやえのきなど、そのまま冷凍保存できるきのこ類は使い勝手が良くとても便利ですよね。実は、ぬめりのあるなめこも冷凍保存ができるってご存じでしたか?今回は、なめこのフリージング方法と、解凍する際のポイントをご紹介します。

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なめこの栄養とその特徴

なめこの特徴は何といってもそのぬめりです。ぬめり成分には、胃粘膜を保護する作用があるペクチンが豊富です。血中コレステロール上昇の抑制、血糖上昇の抑制が期待できる成分です。また、ビタミンB1、B2、ナイアシンが比較的多く含まれていて、糖質をエネルギーに換える働きをサポートしたり、タンパク質の吸収を助けたりしてくれます。また、きのこは冷凍することによって、細胞膜が壊れてうまみが出やすくなるという特徴があります。

なめこの選び方

生のなめこの場合、かさが開いていない肉厚のものを選ぶようにしましょう。一般的にスーパーで売られている真空パック入りのものは、袋が膨張していないものが新鮮です。いずれにしてもなめこは傷みやすく日持ちがしないので、買ってきたら早めに使ったり、これからお伝えする方法で冷凍の処理をするようにしましょう。

フリージング方法

フリージング方法はとても簡単です。真空パック入りのものですと、袋のまま冷凍保存が可能です。一度袋を開けたものや、生で購入したものは、塩を加えたお湯にサッと入れて、湯通しをしましょう。その後、キッチンペーパーなどで水気を切ってから、フリージング用の保存袋に平らにして入れるようにしてください。湯通しする時は、できるだけ効能のあるぬめり成分を損失しないようにすばやく行うようにしましょう。

by 写真AC
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解凍するときのポイント

解凍する際は、傷みやすくなってしまうので、冷凍庫から室温に放置するような自然解凍は避けましょう。真空パックをそのまま冷凍した場合は、袋から出してサッと熱湯を回しかけてから使用します。これで、なめこに付いている不純物を除くことができます。一度湯通ししてから冷凍した場合は、凍ったままの状態で汁物に入れることが可能です。軽く茹でて和え物にしたりするのも良いですね。

今回はなめこのフリージング方法と解凍する時のポイントをお伝えしました。簡単な処理だけで冷凍・解凍ができるので、足の早いなめこも安心して購入することができますね。

【参考文献】
新・野菜の便利帳 おいしい編 高橋書店
あたらしい栄養学 高橋書店
なめこ|とれたて大百科|食や農を学ぶ JA

ライター/やなぎかおり
特別養護老人ホームにて介護食の大量調理や栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、2度の出産を経て、ヘルスケア栄養指導士の資格を取得。子育てをしながら栄養に関する記事執筆を行っている。

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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