フットワークが軽い大人の女性になりたくて…初めてのひとり赤ちょうちん体験記【連載 #発酵適齢期】

 フットワークが軽い大人の女性になりたくて…初めてのひとり赤ちょうちん体験記【連載 #発酵適齢期】
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高木沙織
高木沙織
2023-05-03

年々重くなってくる“フットワーク”。それを振り切るために初挑戦してみたのは、まさかのひとり赤ちょうちんでした。それでは、第5回目の『発酵適齢期』をどうぞ。

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こんにちは。ライターの高木沙織です。

いや、正しくは「おはようございます」ですね。なぜなら、時刻は朝の5時半だから。春になり、「この時間もだいぶ明るくなったな」と窓の外を眺めながら、原稿を書く手がピタリと止まって1時間。なにを隠すまでもなく、私は完全なる朝型人間です。今は、たまたまはかどっていないだけ…で、仕事は朝のほうが断然調子がいい。毎日4時前に起きては、こうして愛猫・小虎とヒト1人で朝からパソコンに向かって過ごすのが日課です。

しかも、朝型なだけでなく超インドア。ふと気がつくと、「今日は外に出なかった」なんて日が1週間続くことも。「この月曜日は、どの月曜日?」と、時空の歪みを感じることもしばしば。これには、ここ数年におけるご時世的なものも関係しているとはいえ、あまりにも自分のフットワークが重くなってしまったことにショックを隠し切れません。行きたい場所も、やりたいことも山ほどあったはずなのに、いざとなると二の足を踏んでしまう。

そこで第5回目の『発酵適齢期』は、フットワークが軽い大人の女性を目指して振り切ってみた話。初・ひとり赤ちょうちん体験記です。

約3年ぶりに京都へ!

あれは、まだ寒い1月半ばのこと。久しぶりの出張で、大阪へ行くことになりました。関西国際空港の近くでとある取材をするというお仕事。昼過ぎに現場へ行き、夕方には終了というスケジュールを見て、「これ…京都まで行っちゃう?」と思い立ったのがきっかけ。

かく言う私、超が100個つくくらいの京都大好き人間。20代のころは年に1回は行っていたし、30代になり頻度が減っても数年に1回は行っていた京都。コロナ前の2019年に足を運んだのを最後に、泣く泣く京都に行きたい気持ちを封印して過ごしてきました。

ところが、ここにきて全国旅行支援も再開されるというではないですか。行くなら今しかないと思い、知人がプロデュースするレストランを1階に構える某ホテルを予約。1泊2日の旅、存分に楽しまない手はありません。とりあえず、夜はひとりでお酒と美味しい料理でしょ! 

そうと決まれば、ネットやSNSを使ってお店探し。いよいよ気分が高まってきます。…が、しかし、「いや、待てよ」という声がどこからともなく聞こえてきたので、耳を傾けてみると——。格式高いお店もいいけれど、今回はワイワイしたお店じゃない?って言うんですよ。孤食が当たり前になっていたこともあり、アットホームさを求めていたのかもしれません。

そこで、目的を赤ちょうちん居酒屋に絞って、ホテルの近くの情報を収集。Instagramを使ってハッシュタグ検索をすると、「店員さんが面白い」「常連さんが多い」「女性1人でも入りやすかった」「料理が最高」といったコメントが多数寄せられているお店を発見。早速問い合わせてみると、運よく1席だけ空きがあるとのことで即予約。ソロ活ばんざい。待ちに待った当日は、17時に仕事が終わるとJR関空快速に乗り、大阪で乗り換え。京都駅からは、地下鉄に乗り込むのでした——。

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高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。



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