憂鬱だった「私の生理」が変わった|私が月経血コントロールを習得して得られた嬉しい変化とは

 憂鬱だった「私の生理」が変わった|私が月経血コントロールを習得して得られた嬉しい変化とは
Mika Nihei
仁平美香
仁平美香
2021-05-15

わたしが月経血コントロールをはじめてまず変わったのは生理が楽しみになったこと。月経血コントロールはわたしの身体と心をよりよく変化させてくれた大切なものです。習得にはある程度身体作りと日々の身体のケアが必要ですが、少しコツをつかむとトイレで経血を出せる配分が増えて布ナプキンを安心して使えるようになったり、紙ナプキン派も1日あたりの交換枚数が減って経済的だったりします。月経処置やプロダクトは自分自身で快適なものを選んでいけるとよいですね。選択肢のひとつとして伝えられたらいいなと思っています。

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生理中の快適さだけじゃない月経血コントロールの恩恵

わたしが月経血コントロールをはじめてまず変わったのは生理が楽しみになったこと。

月経血コントロールに出会う前の10代~20代前半は、寝ている間に経血でベッドを汚してしまったり、鎮痛剤もかなり強いものしか効かず、生理前にもPMS(月経前症候群)の不調が多くありました。月の半分以上は月経にまつわるサイクルで、身体も心も調子が悪いという日々。なかでも生理前に食べ過ぎて太り、生理痛で食べれなくなるというPMS症状による体重変動や肌荒れがもっともつらかったものです。何とかしたいと思い、ヨガや様々なボディワーク、整体、栄養の勉強を深めて栄養士の資格もとりました。そんな探求の日々で月経血コントロールと出会いました。

はじめはわたしも「そんなことできるの?」と思っていましたが、自分の身体やこころの状態によって、上手にできる月や失敗する月を経験しながら実践していく中で、体質改善や身体作りをしていく大きなモチベーションとなりました。

そして経血の状態や自分の身体について、生理が来るたびに向きあうきっかけが生まれ、食事や生活習慣、運動の強度や内容などを体調や状態にあわせて変化させていくことで、こころと身体によりよい変化が生まれました。

以前はとても難しかった食との向き合い方も、生活のリズムを整ることや身体作りに加え、必要なものを食べ不要なものや自分に合わないものはとりすぎないように心がけていく過程で、身体とこころが欲するものを必要な分だけ食べることが身に付き、体重の変動で身体やこころが大きくゆらぐこともなくなりました。

股関節周辺や骨盤底をきちんと整える身体作りの過程で、若いころよりも脚の筋肉の付き方が変わり、脚のラインが美しくなったと言われるようになり、20代の頃は絶対手放せなかったファンデーションも必須ではなくなりました。

痛みやイライラに耐えてやり過ごしていた生理前や生理期間、その「憂鬱でしかなかった時期」が、毎月自分の身体をみつめてよりよくなるきっかけになる、楽しみな期間になるなんて思いもよらなかったです。

月経処置は様々なものがあって布ナプキンでも紙ナプキンでも自分で自分が快適だなと思うものを選んでいければよいと思いますが、その選択肢のひとつとして月経血コントロールを知ってもらえる機会ができたらよいなと思います。以下に月経血コントロールについてよくいただく質問をいくつか紹介します。

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仁平美香

仁平美香

WAY-TOKYOヨガ&ボディケアサロン主宰 パーソナルヨガおよびグループレッスンの他、オイルマッサージ、指圧整体等を様々な年代のクライアントに提供。ヨガ講師(WomensAwarenessYoga、月経血コントロールヨガ、産後、マタニティヨガ等、講師養成スクールにて講師育成を行うほか、イベントやレギュラークラスで指導中)、栄養士。女性のためのヨガ協会代表。「カラダをゆるめてこころを整えるはじめての月経血コントロールヨガ」「医師もすすめる血管美人ヨガ」等8冊の著書がある。雑誌・WEB等コラム連載&監修多数。



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