絶え間ないプレッシャーで心身衰弱...人生の再構築にヨガが与えた影響とは

 絶え間ないプレッシャーで心身衰弱...人生の再構築にヨガが与えた影響とは
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私を救ってくれたヨガスタジオとの出会い

自分の通うスポーツジムにホットヨガクラスを見つけ、挑戦してみることにしました。そのポーズは一見つまらなそうでしたし、真のワークアウトというにはあまりにもゆっくりしすぎていました。しかしどういうわけか、その後も通い続けるようになりました。毎週月曜の夜にそのクラスに参加するという思いを振り払えなかったのです。

4週間後、私の生きる世界はこのヨガクラスのおかげで変化し始め、その後、静寂を経験することができるようになりました。立位のポーズの際に静寂がもたらす力を初めて物凄く感じました。とても自信に満ちた気持ちになり、まるで自分の魂がその動作を認識するかのように戦士のポーズⅡをしていると生きている実感が湧いたのです。プラクティスをするときは、これまで価値があると思っていたブランドや肩書き、筋肉など何も関係なくて、ただ裸足でマットの上に現れれば良いだけでした。長年運動をハードにしすぎて、良いワークアウトとは激しいトレーニングだとこれまで自分に言い聞かせてきましたが、元の自分を取り戻すことができたのはヨガクラスでした。

何年もの間、私を悩ませてきた競争の意識は段々と落ち着き始めました。体のリズミカルな動きとシャバーサナから得るリラクゼーションは、これまで経験したことがないほど肌にとても心地よかったのです。顔を濡らすほどの汗は、自分の最も純粋な部分、私を取り巻く世界とつながっている部分から来たように感じました。

プラクティス中に心身の平和を感じるようになり、ヨガティーチャーのトレーニングに申し込むことにしました。そうすれば、冬の間も忙しくし続けられると思ったのです。

実際、そのトレーニングを受けてみて、自分の人生においてヨガが癒しの存在であることを確信しました。そして私は、(運動をするのに)苦しみは必須ではないということを人々が理解する手助けをしたいという強い想いに駆られました。

自分の思考を観察すること、執着しない練習をすること、深い腹式呼吸をすること、これらは毎週そして毎日できます。自分の心に必要な安心感を得るためには、お薬や多額のお金、他人は必要ありません。ティーチャートレーニングでは、自分を証明する必要などないということを学びました。むしろ自分が自分だと思っていた人格を手放す必要がありました。

何年もかけて作り上げて来た自分の心の鎧を、ポーズの一つ一つが溶かしてくれました。自分の本来なりたかった自分になるためには、それらの鎧を取り去る必要はありました。泣いたり、パニック発作が出たりすると恥ずかしいと感じ、それは本来の自分らしくない、と気づいたとき、自然と消え去っていきました。

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Translated by Hanae Yamaguchi



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