ウイルスから喉を守ろう!インド人アーユルヴェーダ講師に教わるスパイスドリンクのレシピ

 ウイルスから喉を守ろう!インド人アーユルヴェーダ講師に教わるスパイスドリンクのレシピ
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栗尾モカ
栗尾モカ
2020-05-29

免疫力に注目が集まるこの頃。ウイルスや菌が体に侵入する際に最初にアタックする喉は、特に大事に守りたいもの。抗菌効果が期待できる成分の入ったお茶を飲む習慣を始めませんか?伝統的なお茶のいれ方をアーユルヴェーダに精通するインド料理講師から教えてもらいました。

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レモネードにスパイスをプラスしよう

日本では、風邪のひき始めに温かいレモネードを飲むことがありますが、インドでは、生姜や黒胡椒、クローブを入れた水を沸騰させ、レモンとはちみつを加えて飲むことがあるそうです。スパイス入りのレモネードは日本人にとっては馴染みがありませんが、どのような効果が期待できるのでしょうか?

「スパイス自体に薬効があります。スパイス入りのレモネードは殺菌しながら喉を潤すことができるので、朝に一度飲むか、必要に応じて一日に何度か飲むと良いですね。スパイスは心身のバランスを整える効果がありますし、アグニ(消化の火、または食べ物を消化するための体の力)を高めることで健康に繋がります」とのこと。

それぞれのスパイスの効能は?

生姜
生姜

生姜は免疫力を高め、呼吸器疾患を予防する殺菌効果が期待できます。ウイルスや風邪による喉の痛みのほか、腹痛や生理痛を鎮める効果もあります。また、胡椒は殺菌作用があるとされ、インドでは遥か昔、大航海時代から大切にされてきた香辛料。薬としても利用されていました。同様に、クローブにも殺菌・消毒効果があります。

アーユルヴェーダの秘伝配合「Trikatsu」を使ってみよう

伝統的な健康習慣に関することが書かれたインド伝統医学省のホームページに、免疫力を高める効果が期待できるスパイスの調合に関する記載がありました。アーユルヴェーダでよく用いられる生姜・黒胡椒・長胡椒の3種の組み合わせです。これは“ミラクルブレンド”とも呼ばれ、Trikatsuという名前がついています。

Trikatsuのパウダー5gmとTulasiの葉3〜5枚を1リットルの水で沸騰させたドリンクを、必要に応じて飲み続けると良いとのこと。ややスパイシーですが、まさに生薬という感じです。

Tulasi(トゥルシー)は、サンスクリット名で “比類なきもの”という意味を持つシソ科のメディカルハーブで、インドのアーユルヴェーダでは不老不死の霊薬として扱われてきました。

Tulasiの葉に含まれるエーテル(ジエチルエーテル)には、強力な抗菌効果があると言われており、別名ホーリーバジルとも呼ばれます。名の通り神聖なハーブなので、インドでは寺院などの神聖な場所の周りにホーリーバジルが植えられていることも多いそうです。

身近な例ですと、エスニック料理が好きな方の中にはガパオと呼ばれるタイのひき肉ライスに添えられているハーブを食したことがあるかもしれません。あの良い香りの葉がTulasiです。

ホーリーバジルは、苗で育てることが出来ればベストですが、主にお茶としてネットで気軽に購入することも出来ます。植物の天然成分を生かして免疫力を上げることができれば、理想的ですね。

ライター/栗尾モカ
漫画家 / コラムニスト。横浜育ち、シンガポール在住。美大デザイン科卒業後、国際線CAを経て出版社へ。人気女性ファッション誌で10年、教育メディアで5年企画・執筆を担当。シンガポール移住後、女性向けメディアをローンチ。旅先のバリ島でヨガに出逢ってから、心身を整えるライフワークとしてのヨガに魅了され、VYASA Yoga SingaporeのYoga Instructor Certificate Courseに毎日通学中。また、アーユルヴェーダを学んだインド人料理研究家から身体に効くspice&cookingを学んでいる。モダン&スタイリッシュ、女性の毎日が輝くようなアイデアを盛り込んだIndian culture bookを出版することを目標に、YOGAとcookingに励む日々を送っている。著書は『サロン・ド・勝負』(KADOKAWA)『女のネタ帖』(学研)など。

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