隙間時間にできる!心と体の安定感を得る3つのヨガポーズ

 隙間時間にできる!心と体の安定感を得る3つのヨガポーズ
Photo by Giulia Bertelli on Unsplash

私たちは毎日自分自身や身の回りに起きる出来事、たくさんの情報に囲まれています。それらによって心がざわついたり、周りの意見に流されそうになったりすることは誰にでもあるでしょう。そんな時にはヨガのポーズで自分の心と体を落ち着かせ、安定感を得てみませんか?

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「気持ちが揺らいでいる…」と思ったときのヨガ

不安や心配から自分の軸がブレてしまい、地に足がついていないように感じたり。そんな時には安定感を得られ、集中力も高まるヨガポーズを練習して自分の軸を取り戻してみましょう。おなじみのポーズですが、ポイントを意識することでより効果を感じられます。

山のポーズ(ターダーサナ)

足の置き方から丁寧に意識することで安定感がぐっと深まります。姿勢を整える練習としても役立ちます。

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Photo by Yoga Journal US

やり方

1. 足の親指をつけ、左右のかかとを少し開いた状態で立つ。

2. 体を前後や左右に少し揺らして、両方の足の裏全体に均等に体重がのるちょうどの位置を探す。

3. 太ももの筋肉を引き締め、膝頭をひきあげる。

4. 尾骨を下に向けて腰が反れないようにし、上半身を頭頂まで伸ばして整える。両腕は体の横に、手のひらは正面か太ももに向ける。

5. 目線をやさしく一点に定めて呼吸を繰り返す。

ポイント:
息を吐くときには足の裏全体が床にさらにどっしりと乗るようなイメージで。床との接地面を常に感じるようにしましょう。

木のポーズ(ヴルクシャーサナ)

その名前の通り、自分が大きな木になってその根が土の中に大きく広がる様子をイメージしてみましょう。

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Photo by Yoga Journal US

やり方

1. ターダーサナの状態から、体重を左足の裏に移して右膝を曲げ、足の裏をa)左かかとの内側につけて指先を床につける、b)左ふくらはぎの横、c)左太ももの内側のいずれか、バランスを取れる場所につける。膝の真横は避ける。

2. 右の足の裏と左太ももの内側を互いに押し合って、左のお尻が外側に出ないようにする。

3. 両手を胸の前で合掌し、目線を少し先の方へ向け、呼吸を続ける。

4. 呼吸とバランスが安定していたら、腕を頭上に伸ばしてポーズをキープする。

5. 反対側も同様に行う。

ポイント:
膝を曲げた足を高い位置に置いたり、両腕を頭上に伸ばすことを優先するのではなく、下半身を安定させることを第一にしましょう。

戦士のポーズ2(ヴィーラバッドラーサナ2)

力強さを感じられるポーズ。下半身の安定をより意識しましょう。

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Photo by Yoga Journal

やり方

1. ターダーサナから両足を1~1.2m開き、両腕を肩の高さで横に伸ばし、手のひらは下に向ける。

2. 右のつま先を90度横に、左足のつま先を内側に向け、右の膝を曲げる。膝が足首よりも前に出ないように注意。

3. 左足の外側とかかとでしっかりと床を押して、両足で力強く身体を支える。

4. 尾骨を下げて腰が反りすぎないように、また肩に力が入らないように耳から遠ざける。

5. 顔を右へ向けて目線を右の指先の少し先へ向ける。

6. 呼吸を繰り返し、反対側も同様に行う。

ポイント:
目線が指先に向いていることで、後ろに伸ばした足への意識が薄れがちです。足の外側、かかとを床にしっかり安定させましょう。

不安や心配に振り回されそうになるのは仕方のないことです。「振り回される自分はダメだ…」とがっかりするのではなく、自分で安定感を得ることを始めてみましょう。自分を整えるツールとしてぜひヨガを役立ててみてください。

ライター/吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラスをしている他、ヨガアプリ「Down Dog」の日本語翻訳とナレーションを担当。オーストラリアのゆったりした環境の中、ヨガで日々心地よく暮らすことを心掛け、一人でも多くの人に気軽にヨガを楽しんでもらうことを目指す。Instagram:@kayoko_yo

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