「副業:ヨガインストラクター」のメリット・デメリットとは

 「副業:ヨガインストラクター」のメリット・デメリットとは
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伊藤香奈
伊藤香奈
2018-10-22

今年に入ってからさらに身近になってきた副業という働き方。メインの仕事を持ちながら、副業でヨガインストラクターをするという働き方もよく見かけるようになりました。ヨガインストラクターになることに興味はあるけど、独立するには不安があるという方、副業ヨガインストラクターという働き方はいかがでしょうか?そのメリットとデメリットについて考えます。

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会社員として働きながらヨガインストラクターとしても働く

ヨガインストラクターの資格はとったけど、今の会社員としての仕事にも色々な意味で魅力を感じている。そんな理由で、ヨガインストラクターを副業的に仕事にしている人は少なくありません。フルタイムの正社員で働きながら、週末に小さなクラスを開催したり、地元のヨガスタジオで教えているという人。派遣社員として時間の自由を確保しながら、平日夜や休日のクラスを持っている人。そんな自由な働き方が増えてきました。日本政府も副業を後押ししていることもあり、今後ますますこのような働き方が増えていきそうです。

メリット、デメリットをしっかり理解しよう

副業の目的の約半数は、追加の収入と言われています。もちろんそれもありますが、さらにヨガという好きなことを仕事にできるのも、ヨガインストラクターを副業にする大きなメリットではないでしょうか。会社では出会えない人もお客様として来てくれたり、思いがけない出会いチャンスも増え、人脈が広がります。さらに「ありがとう」「気持ちよかった!」など、お客様からいただく声は、人の役に立てているという実感を与えてくれ、生きる喜びにもつながります。
デメリットになりやすい1番のポイントは、タイムマネジメントです。平日も会社員、休日はヨガインストラクターとして働くことで、自分の自由な時間が減ることは確か。さらに、体調が悪い日や旅行に行きたい時も、クラスに穴を空けるわけにはいきませんから、事前の連絡やクラスの調整が必要になります。さらに、副業であってもヨガインストラクターとして開業し、月々の収入や支出をまとめ、確定申告しなければなりません。ヨガインストラクターになるということは、教えるということだけでなく、たくさんの裏方作業(事務作業)にも時間が取られるということも、頭に入れておくといいでしょう。そのようなことも含めて、精神的にも時間的にも余裕がある状態が保てるか。それがデメリットを克服するポイントになります。

副業だと教える経験が少ないけど大丈夫?

副業でヨガを教えるとなると、年間に経験を積めるクラスの本数は、ヨガインストラクターとして独立して働いている人よりは少なくなるでしょう。ヨガインストラクターだけで働いている人たちは、平均して週に10〜20本のクラスを担当しています。仮に、1週間で15本のクラスを持っているとすると、、年間では約800ものクラスを教えていることになります。それに比べて、副業で毎週末に1クラスだけ担当するとなると、年間で約50本。経験値としては大きな差が出てしまうのは、残念ながら明らかです。
ただ、他人と比べて経験が多い・少ないばかりに目を向けるのも、正しいとは言えません。自分も会社員として働いているからこそ(会社員の)お客様の凝りやすい部位もわかるし、気持ちもわかってあげられるという大きなメリットもあるのです。会社あるあるの愚痴トークも、きっと弾むことでしょう。「あなただからこそ!」の強みを活かしたクラスができれば、お客様の満足度は、クラス数の経験に比例するとも限らないのです。

どんな働き方でも一番大切にしたいことは

お小遣い稼ぎというモチベーションであっても、年間数本しかクラスを持たないにしても、お客様からお金をいただくということは「プロ」であるということ。ヨガを伝えるプロとして、例えどんな働き方であっても一番大切にしなければならないのは、自分が練習を欠かさず、常に学び続けることです。その覚悟ができていれば、副業ヨガインストラクターでも十分活躍していくことができるでしょう。

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