「食べたい、けど我慢…」から解放?体重をコントロールしやすい低GI甘味料とは|管理栄養士が解説

 「食べたい、けど我慢…」から解放?体重をコントロールしやすい低GI甘味料とは|管理栄養士が解説

甘いものは心の栄養でもあり、楽しみの時間でもあります。 ですが、甘いものをたくさん食べすぎてしまうと体重も心配になってしまうという悩みをお持ちの方も多いです。健康的で体重もコントロールできる甘味料があるのをご存知ですか?今回は心の栄養も維持しながら体にも優しい甘味料を管理栄養士がおすすめの天然の甘味料をご紹介します。

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体重をコントロールしやすい低GI甘味料とは?

実は体重をコントロールをサポートしてくれる甘味料と増えやすい甘味料、2種類あります。

一般的に私達が使用している甘味料である白砂糖などは、体の中に入ると血糖値を急激にあげて体重が増えやすくなります。

一方、低GI甘味料は、GI値という数値で甘味料を分けています。「GI」は、食品を摂取した後の血糖値の上昇速度を表し、低GIの食品は血糖値の急激な上昇を抑え、血糖値の管理に役立つとされています。

低GI食品は、炭水化物を含む食品の中でも私たちが食べた時に消化と吸収がゆっくり行われるという特徴があります。この特徴をもった甘味料が「低GI甘味料」です。

厳しい食事制限で体重をコントロールしようとしても、強いストレスを感じると長続きしないもの。低GI甘味料を上手に活用して体重のコントロールをしましょう。

我慢
Photo by Canva

低GI甘味料はどんな種類があるの?

モンクフルーツ(羅漢果)

日本では羅漢果という文字の方が有名です。モンクフルーツは中国で自生をしている果物です。モンクフルーツの成分はカロリーが0でありながらしっかりとした甘味を感じることができる低GI甘味料になります。

ヤーコンシロップ

ヤーコンは根菜で日本では野菜として食事で調理などされて使用している食品です。ヤーコンの根っこから抽出される成分にはお腹の調子を整えてくれるオリゴ糖が豊富に含まれており、お腹にも優しい低GI甘味料です。

甘味料1
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キャロブシロップ

古くから地中海海岸で栽培されている果実です。キャロブシロップは低GI甘味料の中でも透明度が高いため、お菓子作りなどに使用しても色を気にすることなく使用することができます。

アガベシロップ

メキシコ原産の植物であるアガベから抽出されて低GI甘味料です。日本ではスーパーなどでも手に入りやすくなっているためお砂糖のコーナーなどで目にする機会は多いです。アガベには透明度の高いものや黒っぽいシロップもあるので用途を選んで使用できるのが特徴です。

甘味料2
Photo by Sumie

管理栄養士からのコメント

体に優しい天然甘味料はお砂糖の代わりとしても利用できますが、香りや色も砂糖とは異なるため、まずは生活の中での飲み物やヨーグルトに使用するなどして手軽にスタートしてみましょう。

ヨーグルト甘味料
Photo by Canva

また、最近では低GI甘味料を使用したチョコレートやアイスなども購入できるようになってきましたので、試してみたいという方におすすめです。

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AUTHOR

竹内寿美恵

竹内寿美恵

保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。



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