【更年期の不眠・イライラ・プチ鬱対策に】40代50代が知っておきたい「心を落ち着ける呼吸法」

 【更年期の不眠・イライラ・プチ鬱対策に】40代50代が知っておきたい「心を落ち着ける呼吸法」
AdobeStock
中村優希
中村優希
2024-05-08

ちょっとしたことでイライラしたり、急に不安になったり、寝つきが悪くなったり、といったお悩みはありませんか? それは更年期によるホルモンバランスや自律神経の乱れが原因かもしれません。それらを改善に導く呼吸法をご紹介します。

広告

更年期に感じやすいトラブルとは

更年期とは、閉経する前後約10年間を指し、一般的に45歳〜55歳くらいまでの期間とされています。
更年期に起こるトラブルの主な原因は、加齢により卵巣機能の働きが落ちることで起きるエストロゲンの低下と言われています。エストロゲンの低下により、女性ホルモンのバランスが乱れて、不安やイライラなどの症状を引き起こすと考えられています。

更年期に起こりやすいトラブル

●イライラ
●ホットフラッシュ
●頭痛やめまい
●不眠
●吐き気

ホルモンバランスの乱れと自律神経の関係

ホルモンバランスと自律神経は密接な繋がりがあり、互いに影響しあっています。

自律神経は私たちの身体の機能を司る生命を維持するために大切な神経です。自律神経のバランスが乱れてしまうと、体だけではなく心にも影響をあたえてしまいます。

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という二つの神経系からなります。交感神経は、緊張状態やストレス時に働く神経で交感神経が優位になると興奮しやすくなったり、汗をかきやすい・心拍数が上がるなどします。また、副交感神経は、心身を休め回復させる、体のメンテナンスを担う神経で、リラックス時や就寝タイムに働きます。副交感神経が優位に働くことで、心が落ち着いたり、深い眠りに繋がります。

更年期によって女性ホルモンのバランスが乱れると、自立神経のバランスも乱れ、不安やイライラなどの不調に繋がってしまいます。

更年期のプチ鬱を改善!自律神経を整える呼吸法

更年期のケアには、副交感神経を優位にすることが大切です。息を吸うときは交感神経に働きかけ、息を吐くときは副交感神経に働きかけるので、呼吸を行うときには、息を吐くことを意識して長めに行いましょう。

①楽な姿勢で座り、両手をこすり合わせて温めます。

呼吸
photo by Yuki Nakamura

②片方の手のひらを胸に、もう片方の手のひらをお腹にあてます。

呼吸
photo by Yuki Nakamura

③ゆっくり3〜5呼吸繰り返します。そのとき吸う時間よりも吐く時間が長くなるように意識しましょう。

呼吸
photo by Yuki Nakamura

動画はこちらから確認できます 

広告

AUTHOR

中村優希

中村優希

幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

呼吸
呼吸
呼吸
【更年期の不眠・イライラ・プチ鬱対策に】40代50代が知っておきたい「心を落ち着ける呼吸法」