【首の痛みを引き起こす原因とは】首の痛みを和らげる5つのヨガポーズ

 【首の痛みを引き起こす原因とは】首の痛みを和らげる5つのヨガポーズ

(文字通り)テクノロジーは、首を痛める原因になることがあります。幸いにも、ヨガを実践すれば、そのような問題を解決する手助けとなります。

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一説によると、一生のうちに少なくとも半数の人が首の痛みを経験すると言われています。しかも、忙しく、(Zoomなどを頻繁に使う)テクノロジーに頼る現代社会を考えると、100%に増える可能性があると言えるのではないでしょうか。幸いなことに、首の痛みにはヨガが役立ちます。ここでは、首が痛くなる原因、そして首の痛みの予防と緩和に役立つ5つのヨガポーズを紹介します。

首の解剖学

まず、首、つまり頸椎についてよく理解しましょう。首には7つの頸椎(首の骨)があり、その間を8本の頸椎神経が走っています。首、肩、背中の上部に付着する広三角形の筋肉である頚筋と僧帽筋は、頭と首の動きをサポートすることと、脊柱に力学的ストレスがかかったときに脊髄と神経を保護するという2つの大きな働きをしています。通常、首は浅いカーブを描いており、首の筋肉によってそのカーブが維持されています。しかし、この自然なカーブが日々の生活習慣によってまっすぐになり始め、その結果、頭、首、肩に痛みを感じるようになることがあるのです。その痛みは、1日で終わることもあれば、慢性化して何年も続くこともあります。

首の痛みを引き起こす5つの一般的な原因

エルゴノミクス

毎日の習慣が、あなたという人間、そして日々のあなたの動きを決めています。座り方や立ち方は、運動連鎖(キネティック・チェーン)に影響を及ぼし、体全体の筋肉のアンバランスを引き起こし、首の痛みにつながります。コンピュータの画面を低くして座ったり、モニターを見るために首を回して文字を打ったりすると、筋肉のアンバランスを引き起こします。一日中携帯電話を見つめていると、首が長時間屈曲した状態になり、頸椎の自然なカーブがまっすぐになり、「テキストネック」と呼ばれる状態になることがあります。

睡眠時、またテレビ視聴時の姿勢

時々、首が痛くて目が覚めることはありませんか?お腹を出して寝ている人は、首が何時間も片側にねじれて、首の筋肉のバランスが悪くなっている可能性があります。仰向けで寝たり、体にフィットした枕を使うことで、首の痛みを和らげたり予防することができます。また、ソファでくつろいでいるときの姿勢もチェックしてみてください(猫背になっていたり、何時間も横向きで寝ていたりしませんか)。私たちの首は、前屈や側屈を続けるようにはできていないので、時間が経つにつれて、この姿勢が不快感につながるのです。

肩の痛み

信じられないかもしれませんが、首の痛みだと思ったら、実は肩関節の神経インピンジメント*(*インピンジメント=衝突)、五十肩症候群、腱板断裂による肩の痛みであることがあるのです。首の痛みに加え、肩の痛みもある場合は、整形外科で診察が必要な場合もありますので、一度ご相談ください。

ストレス

ストレスを感じると、交感神経の働きで体が緊張し、肩が耳に向かって上がり、呼吸が浅く速くなります。ストレスが長く続くと、首と肩の筋肉が連鎖的に硬くなり、可動性が低下するだけでなく、脊椎上部構造にも負担がかかります。

健康状態

加齢、病気、そして体全体の姿勢(またしても生活習慣の影響!)は、頸椎に退行性変化をもたらし、脊髄神経根の機能障害につながる可能性があります。手や腕の痛み、脱力感、感覚異常がある場合、または首の痛みを伴う急な発熱があった場合は、早急に医師を訪ねる必要があります。

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By INGRID YANG MD
Translated by Hanae Yamaguchi

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ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。



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