〈たるんだ内もも〉を寝たまま引き締め!簡単エクサ|見た目の影響だけでなく体の不調にもつながる

 〈たるんだ内もも〉を寝たまま引き締め!簡単エクサ|見た目の影響だけでなく体の不調にもつながる
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内ももの筋力は衰えていませんか?内ももの筋肉は全身のバランスを整える上で大切な筋肉の一つですが、どうやって鍛えたら良いのか分かりづらいかもしれません。今回は運動が不慣れな人でもやりやすい、仰向け姿勢で内ももの筋肉を少しずつ使っていくエクササイズをご紹介します。内もものたるみが何となく気になる人はぜひ試してみてください。

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内ももの筋肉にはどんな働きがある?

内ももにある筋肉は内転筋群と呼ばれ、歩行、走行、姿勢の維持など、日常生活の様々な動作に必要な役割を果たします。内転筋群は複数の筋肉で構成されており、これらの筋肉は骨盤と太ももの内側をつないでいます。

内転筋群
内転筋群 / イラストAC

内転筋群は骨盤の安定性を保って、脊椎を適切な位置に維持する働きがあります。そのため、筋力が弱いと骨盤や脊椎の位置が不安定になり、姿勢が悪くなる可能性があります。また、それによって背中や腰の筋肉、股関節に不必要な負担がかかり、猫背や肩こり腰痛などの問題を引き起こすこともあります。さらに、椅子に座るときに、閉じていた膝がいつの間にか開いてしまうのも、筋力が弱いためです。その弱さをカバーしようとして外ももやお尻の筋肉が過度に緊張し、その結果、下半身の筋力バランスが崩れてO脚になったり、太ももの外側が張り出すなども起こります。心当たりはないでしょうか?

年齢とともに筋力は衰えていくので、筋肉を鍛えることは大切です。しかし、いざ内ももを「鍛える」といっても、何をすればよいのかわからないかもしれません。今回は、そんな人におすすめの、寝転んだ姿勢で少しずつ内ももを働かせるエクササイズをご紹介します。

内もも引き締め、寝たままエクサ

<やり方>

内腿エクサ
Photo by Kayoko Yoshida

① 壁の前で仰向けになって両足を壁に上げる。足首を90度に曲げて、足の裏を天井に向ける。 

内腿エクサ
Photo by Kayoko Yoshida

② 右脚を開けるところまで右側に開き、息を吐きながら、右の内ももを意識しながらゆっくりと右脚を閉じていき、両足を揃える(①に戻る)。今度は左脚を同じように開き、息を吐きながらゆっくりと左脚を閉じていき、両足を揃える 。片脚ずつ開く動きを3-5回ほど繰り返す。

※ここでは、内ももを使って開いた脚を閉じることが目的なので、脚の開き具合は気にしなくてOK

内腿エクサ
Photo by Kayoko Yoshida

③ 慣れてきたら両脚同時に行う。両脚を開いたあと、息を吐きながら急がずゆっくりと両脚を揃えていく。

足をかべに上げる
Photo by Kayoko Yoshida

④ 最後は脚を脱力して休む。足幅を腰幅と同じかそれよりも少し広い程度にし、太ももの力を抜いて膝もゆるめ、つま先が自然と外側を向くように。お腹の力も抜いて全身リラックス。

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AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



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内腿エクサ
内腿エクサ
内腿エクサ
足をかべに上げる