"ときめくお片付け"が地球環境と人に優しいと考える理由#わたしのサステイナブルウィッシュ

 "ときめくお片付け"が地球環境と人に優しいと考える理由#わたしのサステイナブルウィッシュ
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2021年の1年間を通して地球と人に優しい習慣を身につけるための【サステナブルウィッシュ】。5月はおうちの中をお片付けして循環型社会に貢献にチャレンジしました。今回はこんまりさんこと近藤麻理恵さんのメソッドを使って地球と人に優しい持続可能な社会を目指すためお片付けを実践。このチャレンジをしてみて、地球環境に配慮したことって身近なことからできるんだと実感しました。お片付けをしたい人はもちろん、身近なことから地球のためにできることを探している人の参考になれば嬉しいです。

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お片付けとサステナビリティの関係

 CHUTTERSNAP
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お片付けとサステナビリティの関係をシンプルに言うと、”おうちの中に眠っているモノを本当に必要な人のもとへ届けることができる” ということでしょうか。もう少し噛み砕いて言うと、自分に不要なモノを中古として他の誰かに使ってもらえたり、リサイクルやアップサイクルなどの機会に回すことができます。

おうちの中を見回してみると、全く使っていないモノって実はすごくたくさんありますよね。自分が使っていないモノを社会でもっと循環させれば、企業では環境に負荷をかけて新しいものを生産する必要もなくなってきます。

これ以上、社会でモノを増やさないためにも、お片付けをしてモノが循環するように一人ひとりが意識するキッカケの一つとしてお片付けという選択肢があるのです。

地球と人に優しい持続可能な社会を目指すお片付けはこんまりさんのお片付け方法がおすすめ!その理由は?

 Alexandra Gorn
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お片付けと言えばこんまりさんこと近藤麻理恵さん。日本のみならず、世界中からお片付けのグル(神様)として崇めらています。

お片付け方法は色々なやり方があり彼女のやり方を必ず実践しなくてはいけないわけでなないのですが、わたしがこのやり方をおすすめしたい理由が、彼女がお片付けをする時に大切にしているポイントにあります。

それが、”ときめくモノ”を選ぶこと、そして手放すと決めたモノに”感謝を伝える”ということ。

自分が本当に必要なモノ(ときめくモノ)を選ぶことに集中すると、これからもそのときめくモノを大切に使うことに繋がります。すると、ゴミを出す機会も減ります。

また、自分には不要なモノとして判断したモノに対しても一つ一つ向き合っていくため、最後まで愛着を感じたまま手放すことができます。一つ一つのモノと向き合っていくと、それを買った時のことや、どんな時に使っていたのか、モノとの思い出を振り返っていく中で、自分の手元を離れたあとにどうやったらイキイキと過ごすことができるのかということも真剣に考えることができます。するとリユーズやリサイクル、アップサイクルなどモノに対して第二の人生を与えることが可能になるというわけです。

地球に優しいお片付けを成功させるために大切なこと

 Shashi Chaturvedula
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時間をしっかり取る

地球に優しいお片付けは、ただ右から左へ機械的にお片付けするのとは異なります。上記で挙げたポイントを実践するためには、とても時間がかかります。もちろん所有物の多さは個人差がありますし、お片付けのスピードも人によって違うはず。

けれど、やはり一つ一つのモノと向き合うとなると、ある程度の時間を確保することはかなり重要になってきます。数十分でできるものではないと覚悟するのが無難。

2. 集中できる環境を整える

一つ一つのモノと向き合うことためには集中できる環境を整えることも重要。

人によって集中できる環境は異なりますが、わたしの場合はわたし以外誰もいない無音の部屋。なので、夫も子どももいない時間をお片付け時間に当てます。

こんまりさんは、コンサルティングでクライエントのおうちに伺う際は必ず、おうちへの”ご挨拶”と称して、瞑想を数分間行っています。

瞑想が苦手でも目を閉じて数回深呼吸するだけでも、心が落ち着きお片付けに集中できるのでおすすめです。

3. 迷った時は少し離れる

どうしても迷った時は、それに時間をかけるよりも一度離れるのがおすすめ。

これはヨガを学んでいったことで、”迷っているうちはうまくいかない” とわたしは考えています。有限である時間を無駄にしないためにも、迷ったら一度離れて準備ができたらまたモノと向き合えればいいと思います。

4. 自分で決断する

手放すか手放さないかは、自分で決断することも大切だとわたしは考えています。

「どうしよう」と迷った時に身近な人にアドバイスを求めて、手放したあと「やっぱりときめくものだった…」と後悔しないために。

逆のことも言えて、他人のモノに手出しをしないことも重要。全然使っていない0歳の頃からのおもちゃが相変わらずある娘の部屋をお片付けしたくてウズウズはしていますが、「これはわたしのモノではないから」と言い聞かせています。

もちろん、子どもがそれがときめくかどうか判断させるのはかなりハードルが高いようにも思えるのですが、自分で決断するスキルを小さなころから覚えさせることは重要かなとも思っています。

5. お片付けの記録を作る

ジャーナリングをするように、記録をつけるのもお片付けを楽しむポイント。

全てのモノを記録することは難しいかもしれませんが、すごく迷ったモノをどうやって選んでいったかなど心の葛藤などを記録しておくのは、また次のお片付けをする時や新しいモノを購入する時にも役立ちます。

わたしの記録のやり方は、文章と写真を使って記録するようにしています。

手放すモノは循環させて

Jarritos Mexican Soda
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循環型社会って?

『循環型社会』とは、出来るだけごみの発生をおさえ、出てしまったごみはリサイクルすることで、再び生活に戻す仕組みのこと。

手放したモノは循環させて”サステイナブルなお片付け”が成り立ちます。

循環させる方法

■リユーズ(再利用)させる

まだ使えるモノであれば、中古品として他につかってくれる人を探してみます。

  • セカンドハンドショップへ持っていく/オンラインで買取査定をする
  • 中古品売買のアプリに出す
  • 寄付する
  • 子どもに引き継ぐ

■アップサイクルする

『アップサイクル』とは、持続可能なものづくりの新たな方法論のひとつ。単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的としています。

お家でできる簡単な例としては、着ることができなくなった洋服でマスクを作るなど。ものづくりが好きな人や裁縫が得意な人にはおすすめ。

■分別をしっかりしてリサイクルへ回す

今ある形として使うことができず、どうしてもゴミとして処理する場合は適切な処理方法にまわすためにごみの分別します。居住している市区町村によって、ごみの分別方法は異なるためルールに従って、ごみは処理するようにしましょう。

お片付けは地球のためにできる最も身近なアクションの一つ

Brittani Burns
Photo by Brittani Burns on Unsplash

実はわたしはお片付けがとても苦手でした。

わたしの母はあまりわたしに「あれをしなさい!」というタイプではありませんでしたが、唯一「掃除したら?」とよく言われていたことを今でも記憶しています。

そんなわたしがお片付け好きになったのは、こんまりさんのおかげ。彼女の言うとおりお片付けしたら「なんて楽しいんだ」と感銘を受けました。

今でも得意か不得意かと問われれば、得意とは言えないと思います。それでもおうちを整えるのは大好きです。

モノに真剣に向き合っていく中で、動くわけでも話すわけでも息をしているわけではないけれど、モノにも命が宿っていることが感じられるようになりました。それは、それを生産してくれている人の思いや愛がしっかりモノに受け継がれているからだと思います。

「モノはいつか壊れてしまうものだから」と悲しいことを言わずに、一つ一つのモノを大切に使い続けていける社会が成り立っていくことを願っています。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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