物価高とゴミ問題…美しい島ハワイの"負"に向き合うRe-use Hawai'iの取り組みとは

 物価高とゴミ問題…美しい島ハワイの"負"に向き合うRe-use Hawai'iの取り組みとは
寺岡早織
寺岡早織
2021-06-03
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Re-use Hawai'iの取り組み①:建造物の解体作業

Re-use Hawai'iでは有資格の解体作業員が建造物の解体作業を請け負っています。解体作業は個人の家から商業施設まで多岐にわたります。依頼者から直接Re-use Hawai'iに依頼をすることも可能です。

新しく建築物を建てるときに真新しい材料を使用するとなると、多くのコストとエネルギーがかかります。建材となる材木を植え育てるところから始まり、加工、運搬輸送などにかかるコストやエネルギーが、今ある建材の再利用により大幅に削減することができます。

Re-use Hawai'iの作業員が行う解体作業は、建材を再利用やリサイクルなどで最大限有効活用できるように、通常手作業で行われます。通常は大きな機械を使って細かく砕かれ、廃棄物として埋立地に持っていかれてしまい、再利用は不可能ですが、Re-use Hawai'iの作業員による解体では最大80%の建材を再利用またはリサイクル可能な状態で回収できます。

2006年からRe-use Hawai'iは州内で600以上の解体作業を行なってきました。2017年にローカルの人に惜しまれながら40年の歴史の幕を閉じたワードウェアハウスもRe-use Hawai'iにより解体され35トンの建材が再利用可能な状態で回収されました。建物は無くなってもその建材はどこかでまた再利用され歴史が受け継がれていると思うと嬉しいですね。

 

建材の利用は全ての人にメリットあり!

建築業者、工務店、建築家

解体作業により出る廃棄物を減らし、廃棄コストを削減することができます。

建物所有者

自宅の家具屋建材などを寄付したい場合は、税額控除の対象となります。

コミュニティ

再利用可能な建築材料を安価に購入することができます。

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寺岡早織

寺岡早織

2003年からヨガを始め、その後ピラティスを始める。2010年BASIピラティスインストラクター資格(マット、マシン)を取得し、ピラティス指導を開始。結婚を機に2013年ハワイに移住し、その後もピラティス指導を続ける。2015年よりハワイでの日本人向けRYT200の解剖学講師を務める。2018年よりヨガ・ピラティスインストラクターに特化したプロフィール写真のカメラマンとしても活動を開始。趣味は絵を描くこと。 Instagram (ピラティスアカウント):@saori_pilates、Instagram(ハワイ写真アカウント):@saori_hi_photography



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