【40代女性の幸せのかたち】「妊娠適齢期を過ぎてホッとした」選択肢の多い時代を生きるということ

 【40代女性の幸せのかたち】「妊娠適齢期を過ぎてホッとした」選択肢の多い時代を生きるということ
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井上敦子
井上敦子
2021-05-23
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男女平等・仕事も家庭も!目指してきた「幸せのかたち」

私たち40代は、男女雇用均等法第1世代だったり、第二次ベビーブーム生まれの団塊ジュニアだったり、「男女の能力の差なんかない、これからも女性は社会にどんどん進出するべき!」と教わって育った世代です。私は私立の女子高に通っていましたが、「女性であっても多様な生き方を選んでいける時代、あなたたちはその最先端にいるのよ!」という先生の言葉を真に受けて、とてもワクワクしたのを覚えています。もちろんそれまでだって自立した女性はいたけれど、その道はいばら道だったし覚悟が必要だった。でもやっと、社会全体で女性の活躍を後押ししてくれる時代が来る。あなたたちはラッキーよね。そんな風に教わったように記憶しています(その予言は当たっているとは言い切れないけれど)。

そして一方では、「女性の幸せは家庭に入って子供を育てること」といった価値観も根強く残っていた時代でした。母にならないと味わえない種類の幸せがあるのことは間違いないけれど、出産=女性の幸せという図式は今よりもずっと強かった。だから、仕事と家庭(子供)両方を手にすることが一番の成功であり幸せなのだと、今考えると結構難題とも感じてしまう幸せのかたちを提案されていたように思います。実際、仕事もバリバリしながら子供を育てる!といった幸せを、当時は多くの友人が夢見ていた。少なくとも私の周りはそうでした。

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井上敦子

井上敦子

15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。不眠症をヨガで克服した経験を持つ。リラックスが苦手だった経験から、ヨガニードラを通じてリラックスの本質を伝えるクラスを展開。週に8本のヨガニードラのレギュラークラスを持つ他、指導者養成講座やコラム執筆等ヨガニードラの普及に努めている。



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