ゴールにたどり着けない理由|スタンフォード大教授が語る「目標達成」の仕組みとは

 ゴールにたどり着けない理由|スタンフォード大教授が語る「目標達成」の仕組みとは
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不快かもしれないが、考えを変えようとせずに、ただ気づくようにする。そして、あなたが感じている身体的な感覚に意識をシフトさせる。体や呼吸で特にその感覚が強いのはどこだろうか?次は、自分の好きな部分について考えてみよう。体はどのように感じているだろうか?呼吸にどのような影響を与えているだろうか?

今度は自分の人生に意味を与えるものや、毎朝起きる理由となるものについて思い浮かべてみよう。そうすることで、体はどのような感覚を示しているだろうか?

これらの感覚を敏感に察知できるようになれば、集中を乱すものや、絶え間ない誘惑に負けずに、ゴールへと進む助けとして利用することができる。例えば、みぞおちに違和感があったり、呼吸が浅く不自然になったりしたら、自分の嫌いな部分を思い浮かべたときと同じだと気づくだろう。ネックレスを買ったり、カップケーキを食べたり、お酒を飲んだりすると、たとえ今はそれを欲していても、あとできっと後悔する。自分の中ではある程度分かっているのだ。このようにして、今がやめ時だ、身を引く時だ、あるいは、努力の矛先を変えて望む力を高める決意を新たにする時だ、と知ることができる。

ポジティブな感覚に導かれるために

同様に、ポジティブな感覚もあなたを導いてくれる。それはとても簡単で、単にポジティブになれることをやればいいのだ。デザートをパスしたり、ヨガクラスに行ったり、子どもたちに本を読んでみて気分がいいなら、またやってみよう!

この自己探索のプラクティスを定期的に行うことで、日々の生活の中でわき起こる感覚に敏感になり、ゴールへの道のりから外れずに、すばやく軌道修正ができるようになる。それらはとくに大きな悟りである必要はない、とマクゴニガルは言う。一 瞬一瞬の気づきが大切なのだ。「ひとつひとつの小さく微細な心の働きが、意志力を鍛えるのです」

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Story by Hillari Dowdle
translation by Sachiko Matsunami
yoga Journal日本版Vol.28



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