ゴールにたどり着けない理由|スタンフォード大教授が語る「目標達成」の仕組みとは

 ゴールにたどり着けない理由|スタンフォード大教授が語る「目標達成」の仕組みとは
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まずは、お酒のグラスを下に置く。デザートをパスする。今月のカードの明細に目を通す。起き上がって散歩をするなど、ほんのわずかな時間でできることをゴールへの一歩にし、そこからスタートしよう。決してあわてたり、適当にやったりしないこと。また、全体像にとらわれすぎたり、いきなり二歩進もうとしたりしないこと。むしろ、ゴールを見据えながらも、自分の直感を頼りにして、今いる地点から変えていこう。

流れに逆らわず、身をまかせる

「数えられる変化や、自分に責任を課すことにとらわれないように、とは言いません。ですが、自分の動機に重きをおいて、望みに沿って行動するという、人生が与えてくれる機会を探すほうがよいでしょう。ただ最初は、何がその機会となるのか、分からない場合が多いのです」

もしも減量が目標なら、第一歩は単に午後のクッキーをやめることかもしれない。それがうまくいけば、二歩目は健康的な夕食を選ぶことかもしれない。ここまで自分の意志力がよい選択をしたと思えたら、次は夜に散歩をするかもしれないし、今週は低カロリーの食事にしようとレシピを調べ始めるかもしれない。自分を次のステップに引き上げてくれる最も高い目標に向かって、自然な流れに任せて選択していこう。

それらの一歩一歩がどうあるべきかどうしたら分かるのだろうか、と思うかもしれない。そのときは自分自身に聞いてみよう。体はいつでも本能的に反応してくれる。集中すれば、無数の選択の海での舵取りとなって、ゴールへと導いてくれるだろう。
誰にでも備わっているこの誘導システムへの意識を高めるために、マクゴニガルがすすめている練習を紹介しよう。

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Story by Hillari Dowdle
translation by Sachiko Matsunami
yoga Journal日本版Vol.28



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