股関節が開きすぎってダメなの?|ヨガ解剖学

Rick Cummings

股関節が開きすぎってダメなの?|ヨガ解剖学

股関節を開くプラクティスを一生懸命頑張っていたあなた。実は、開きすぎという「股関節の可動域」があなたのポーズを邪魔する場合もあるというのだ。ここで、改めて「股関節を開く」から「股関節を安定させる」という意識に変えてみてはいかがだろうか。ヨガジャーナル人気連載「ヨガ解剖学」、今回のテーマは、「股関節の働き」について勉強しよう。

プラクティスをすべての痛みや苦悩の万能薬として使いたがる。股関節が開くようになると、パドマーサナのような見栄えのするポーズができるようになるというイメージがある。しかし、可能になるともいえるが、股関節の可動域がそれを邪魔する場合もある。

過可動、特に関節に大きい可動域がある場合、その可動性をサポートするだけの安定性がないことがある。生まれつき、また日常的なストレッチにより過可動になる場合もある。股関節についていえば、中臀筋や小臀筋、その他の筋肉が弱く腰の安定性がなかったり、長時間座っていたり、運動不足だったりすることが原因で安定性がなくなることもある。股関節の過可動は、誰にでも起こりうるのだ。特に、心地のいい開放感を得るために、長く深いストレッチに集中することの多いヨガの世界では過可動が起きやすくなる。

エーカパーダラージャカポターサナ(片足の鳩の王ポーズ)のような古典的な股関節を開くポーズについて考えてみよう。このポーズが心地よい休息のポーズになる人は、上級のバリエーションなどを行ってさらに深いストレッチを追い求める。しかし、柔軟性の高いエリアをストレッチすることは、過可動を招くのだ。最初のうちは問題には思えないかもしれない。しかし、周囲の軟骨と靭帯も、同じようにこ動きによる影響を受けている。この動きは、軟骨と靭帯にとって過剰な負荷となり、強さと安定性が失われる。柔軟性の高い場所にさらなる圧を加えるのではなく、硬さを感じるところや弱いところに気づこう。
そして、股関節の強さにチャレンジするようなポーズの代わりに、股関節を開くのではなく股関節の安定性に目を向けてみよう。難しく考える必要はない。ただ、自分が感じることにマインドフルネスであればいいのだ。

Photos by Rick Cummings
Model by Ratchaneewan Boonchaisuk
Styling by Jessica Jeanne Eaton
Hair&Make-up by Tiffany McCray
Translated by Mami Larch

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