小さなキッチンで『再生栽培』をはじめました #わたしのサステナブルウィッシュ

 小さなキッチンで『再生栽培』をはじめました #わたしのサステナブルウィッシュ
Photo by Markus Spiske on Unsplash

2021年の1年間を通して地球と人に優しい習慣を身につけるための『サステナブルウィッシュ』。3月にウィッシュ(願い)は、「家庭菜園をはじめる」です。実を言うと家庭菜園はちょこちょこやってはいました。以前から育てているのはライム(東南アジアではジュースや料理によく使われる柑橘類)とミント。それに加えて3月からニンジンの”再生栽培”をはじめました。

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"再生栽培"って何?

laura s
Photo by laura s on Unsplash

"再生栽培"とは、野菜のヘタや芯を利用して栽培すること。『リボーンベジタルブル』とも呼ばれています。

野菜のヘタや芯で出汁を取るベジタブルストックがかなり前に一時期(ほんの一部の料理上手な方の間で)流行りましたが、それと同様再生栽培もゴミとして処理されがちな食べない箇所を利用することができます。

はじめは水耕栽培をして育てるため、キッチンなどのスペースで始めます。選んだ野菜によっては土に植え替える必要がありますが、シンプルに水やりと光合成のみで育つものもたくさんあります。つまり、お庭がなくても、都会に住んでいても、手軽に始めることができる家庭菜園なのです。

実はスーパーで買える野菜のには意外にも再生栽培できる野菜がたくさんあるんです。例えば、再生栽培の代表的な野菜と言えば「豆苗」。豆苗を購入した際に、パッケージに再生栽培の方法が書かれてあるのを目にしたことがある方もいるかもしれませんね。その他にも、ニンジンや大根のヘタ、小松菜やチンゲン菜、玉ねぎの芯なども水につけておくことで再生栽培をすることができます。

今回筆者はニンジンの再生栽培にチャレンジしました。

ニンジンの再生栽培にチャレンジ!

Maiko
Photo by Maiko Kuwako

ニンジンの再生栽培は、水耕栽培でニンジンの実ではなく葉っぱを育てます。スーパーマーケットで購入するニンジンの多くは葉っぱが削ぎ落とされているものが多いですが、実はニンジンの葉っぱにも栄養がとても詰まっているのだとか。消臭効果なども期待できるそうです。お味噌汁の具にしたり、彩りもよいためサラダに加えるのもおすすめ。ちなみに味はニンジンです。

必要なもの

  • ニンジンのヘタ

ニンジンのヘタは1−2cmほど大きめにカットしたものを用意。ちなみに筆者の購入する人参は、購入時からよく葉っぱの芽が出ていることが多いので直感的に「簡単そう」と思いまずはニンジンからはじめてみました。

特別なものを準備する必要はありません。なるべく浅い容器がおすすめです。

栽培方法

  1. 切り落としたニンジンのヘタを水をはった器につける。ヘタの上部分が水につからないように1㎝程度の水にするのがポイント。
  2. 窓際などの明るい場所に置く。
  3. 毎日1回は水を入れ替え、ヘタの下の部分と容器もキレイも清潔に保つ。
  4. 1週間前後でニンジンの葉っぱができます。
  5. 収穫

ニンジンの再生栽培をおすすめしたい理由

 Kelly Sikkema
Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

命を次の命に繋げるのことができる

再生栽培の最大の魅力はなんといっても、捨ててしまいがちな野菜のヘタや芯を利用して新しい命を生み育てることができるということ。

植物からも動物同様に生きている命をもらっているんだということがよく分かります。

初心者でも簡単

ミントやライムの木は何とか育てていますがあまり家庭菜園は得意ではないわたしでも、再生栽培はとても簡単。

また、ニンジンのような土に植え替えが必要のない水耕栽培の再生野菜であれば、忙しい人でもお世話しやすいと思います。

お金がかからない

全くお金がかかりません。そして、植物を育てていく過程で得るものの感動や学びを考えたらむしろとても価値のあるものだと思います。

小さなスペースではじめられる

我が家は北向きでベランダもとても小さいため、どちらかと言うと菜園をするのには適していないお家ではあります。けれど、大きな庭がなくても、設備が揃ってなくても、はじめられるのが再生栽培です。

再生栽培でおうち時間を充実させてみては

Markus Spiske
Photo by Markus Spiske on Unsplash

野菜の生命力はとってもすごいので、ぐんぐん成長していく様子はみていて面白いです。今回はニンジンでしたが、引き続き色々な野菜の再生栽培にもチャレンジしていきたいと思っています。

自分で育てた食材は愛情もたくさん注いで育てているため、格別に美味しい!

おうち時間が増える今、是非野菜の再生栽培をはじめてみてはいかがでしょうか。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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